集団で面接を受けるとき、一緒にいる応募者を、どう思うかです。
採用枠は限られています。
その限られた採用枠をほかの応募者と争いますから、競走のように感じる人もいるでしょう。
しかし、やはりライバル意識を抱くのは、よくありません。
ライバル意識を抱くと、周りを敵に囲まれているような感覚になり、緊張感が増すでしょう。
疲れやすくなり、表情も悪くなり、自分にとって不利です。
また、ほかの応募者をにらみつけたり圧力をかけたりなど、露骨に敵対心を出す様子は、面接官にも伝わります。
明らかにライバル意識を抱く様子は、面接官から見ても、やはり印象がよくありません。
とげとげしい印象の人は、減点の対象になります。
ライバル意識をむき出しにすればするほど、自分が不利になるのです。
集団面接は、競走ではありません。
大切なのは、ライバル意識より、仲間意識です。
同席している応募者たちは、同じ企業に志願する仲間です。
同じ企業を目指し、同じ気持ちを抱き、同じ場に居合わせています。
緊張感が和らぐだけでなく、自信も出てくるでしょう。
応募者を仲間と考えるほうが、自分にとって有利な状況になるのです。
その場にいる応募者全員が採用される様子を想像しながら、面接を受けましょう。
自然と態度も表情もよくなるはずです。
考え方によって、余裕も生まれるのです。