学問では、習ったらすぐ試してみることが大切です。
学んだことでも試してみないかぎり、実際に本当かどうかわかりません。
体験し、自分の身に刻みこみます。
本から学んだ知識は知識にすぎませんが、体験が伴ったとき知識は経験へと変わります。
自分の「好きなこと」の経験量を増やしていきましょう。
好きで学んだことはどんどん試していくことで、自分の中に入っていくのです。
身につけるということです。
私は実際に学んだことを本にしています。
私が学んだことです。
本を書くときには、マイクロソフト社のWordを使っています。
Wordは、独学で学びました。
今まではWordを学ぶだけでしたが、今回の本の執筆では初めてWordを「道具」として使います。
学問でWordを学び終わり、Wordが使うための「道具」となったのです。
今までの学びによって、Wordは身についているものだと思っていました。
しかし、それはただ、学んでいるだけだったのです。
実際の「本を書くために使う」と、これがなかなかうまくいかないです。
今まで学んだだけで、身についていなかったのです。
練習と実戦は違います。
それでも以前にWordを学んだ経験があります。
今回は実際に実戦を通して、さまざまな機能を試しました。
最初は本を書くより、Wordのほうに集中が向いていました。
試しながら、Wordという学問が本当に身についてきました。
今ではWordを学んでいるのではなく、Wordを「道具」として使っています。
今までの学問が本当に身につき、今では私の「道具」です。
Wordを「道具」として、操ることができるようになりました。
好きな学問を道具にして、さらに次への大きな「好き」へとステップアップしていくのです。
自分が好きでやっている学問の最終目的は「幸せ」です。
幸せのために、好きな学問を、道具にします。
道具を使って自分が幸せになり、他人までもどんどん幸せにします。
映画『魔女の宅急便』の主人公キキは、最初は魔法のほうきを使うのに精いっぱいでした。
魔法のほうきを使えるようになるために学んでいました。
旅立ちの日を迎え、今まで学んでいた学問である「魔法のほうき」が「道具」になります。
道具となった魔法のほうきを使い、後にキキは自分が幸せになり、他人を幸せにするということに貢献していくのです。