「まだ結婚しないのか。いつ結婚するのか。早く結婚しなさい」
孫に向かって、結婚を急がせていませんか。
80代がよく口にする言葉です。
気持ちはわかります。
たしかに孫がまだ結婚していないと、祖父母として心配になるでしょう。
「孫はこの先、大丈夫なのか。婚期を逃すのではないか」と、心配になります。
早くひい孫の顔が見たい気持ちもあるでしょう。
しかし、孫に「結婚しろ」と口うるさく言うのは、あまりいいことではありません。
「結婚しろ」と口うるさく言うほど、孫はあなたのことが苦手になり、会いにくくなります。
説教されているようなものです。
会うたびに「結婚しろ」という話題しか出ないのでは、できる話もできなくなります。
「結婚しろ」は命令です。
結婚を命令されると、孫も気持ちが萎えて、かえって結婚する気がなくなるかもしれません。
孫に言うなら「早くいい報告を聞かせてね」という、やんわりした言い方くらいがいいでしょう。
あまりしつこく言わず、さりげなく言うくらいが適切です。