電話で話をしている最中、別の電話がかかってくることがあります。
いわゆる、割り込み電話です。
「ほかの電話がかかってきたようなので、後で折り返します」と言い、いったん電話を切ることがあります。
よくある光景ですが、悩まされます。
「後で折り返します」の「後で」とは、どのくらいなのでしょうか。
「後で」という感覚は、人によって異なります。
「10分後」と思う人もいれば「1時間後」と思う人もいます。
「今日中」と思う人もいれば「明日」と思う人もいます。
「トイレに行くべきか」とささいなことで悩み、ストレスになります。
再びかかってくるのを待ちますが、連絡が来るタイミングがわからず、行動しにくいのです。
「電話が終わりしだい、連絡する」という言い方も、曖昧です。
相手の電話がどのくらいで終わるのか、自分にはわかりません。
10分後かもしれませんし、30分後かもしれません。
では、どう言えばいいのでしょうか。
「10分後に折り返します」と言えばいいのです。
あらかじめ、目安を言っておきます。
10分後とわかれば、トイレを済ますことができます。
たとえ、用件が10分以内に終わっても、10分後に連絡をすれば、お互いにタイミングを合わせやすくなります。
タイミングが合えば、途切れた会話も、再開がスムーズになります。
目安は、10分後でなくても、15分後や30分後でもかまいません。
折り返すタイミングを具体的にするのは、電話のマナーなのです。