電話中、電話の向こうから、怪しげな音が聞こえてくることがあります。
「もぞもぞ」や「こんこん」という音です。
察するに、どうやら相手は、何かをしながら電話しているようです。
「どうせ電話は見えないから、何をやっても大丈夫だろう」と、油断しがちです。
ばれないと思いますが、ばれます。
話の流れが、スムーズではありません。
電話の向こうの小さな音でも、よく聞こえます。
不自然な様子から「何かをしながら電話をしているな。気づかれないようにしているな」と、わかります。
何かをしながら電話をしているとわかると、不安になるものです。
「あなたとの話はそれほど重要ではない」「話に集中するのは時間の無駄」と言われているような気分になります。
話のテンションが、ぐっと下がります。
盛り上がる話も盛り上がらなくなり、電話を早々に切りたくなるのです。
楽しく会話をするなら、何かをしながらする電話には気をつけましょう。
電話をするときは、会話に集中するのがマナーです。
どうしても、何かをしながら電話しなければいけないときは、相手に許可を得ておくとスムーズです。
「少しだけ待ってもらえるかな」と言ったり「○○しながら電話をしてもいいかな」と尋ねたりします。
都合が悪いときには「今は都合が悪い」と、正直に言ったほうがいいです。
一度切って、あらためて電話するほうが、お互いにとって感じのいい電話ができるのです。