インドでは、朝からカレーが出ます。
私たち日本人には、朝からカレーは驚きですが、インド人には当たり前の光景です。
アメリカでは、朝から肉料理です。
イタリアでは、朝からパスタです。
タイでは、朝からからい食事です。
韓国では、朝からキムチです。
スペインでは、朝から脂っこい料理が出てきます。
それぞれの国では、どれも当たり前の光景です。
どれがいいのか悪いのかということはありません。
それぞれの国に、文化の違いがあって当然です。
朝食にも、違いがあって当然です。
それぞれに善しあしや善悪は、ありません。
そういうものだと考えることが大切です。
朝からからいものを食べたり脂っこいものを食べたりすると、おなかを壊すのではないかと思います。
まったく平気です。
食文化が何であろうと、小さいころから続けていると体が慣れて、そうした体質に変わります。
すると、朝からからいものを食べたり脂っこいものを食べたりしても、平気になるのです。
慣れてくると、その食事を口にしたとき、元気のスイッチが入ります。
「きたぞ、きたぞ。いつものものが、胃に入ってきたぞ!」
体が反応して、仕事や勉強に向けたスイッチが入ります。
これが大切です。
自分にとって、朝のスイッチとなるような食事が、あるかどうかです。
私たち日本人には、和食が基本です。
ご飯に納豆です。
ほかの国から見ると、こう思うでしょう。
「味気ない白い粒に、くさい豆を混ぜて食べるなんて、おなかを壊さないのか」と。
しかし、日本人には、平気なのです。
それがないと、朝が始まりません。
私たち日本人にとって、和食はとても当たり前です。
当たり前と思うからいいのです。
そういう体質になっている証拠です。
いま一度、当たり前の食事を見直しませんか。
「和食なんて普通すぎる。当たり前すぎる」と思いますが、だからいいのです。
私たち日本人にとって、食事の原点です。
小さいころから、和食を食べ続けています。
和食を食べると、元気のスイッチが自然に入るのです。