執筆者:水口貴博

異業種交流会を楽しむ30の方法

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抽象的なお礼のメールは、嫌われる。

抽象的なお礼のメールは、嫌われる。 | 異業種交流会を楽しむ30の方法

交流会が終わった後、メールでお礼を出す人も多いはずです。

このメールは大切です。

第一印象は出会ったときですが、ここで第二印象が決まります。

交流会が終わった後、メールのテンプレートを使って出すのは要注意です。

テンプレートを使いすぎると、冷たい出会いになってしまいやすく、白けてしまうのです。

連絡先の部分は、絶対に間違いが許されないので、テンプレートを使うべきです。

しかし、交わした話の感想やお礼などは、その場で思いついた内容を勢いに任せて書くのがおすすめです。

ポイントは、交わした内容で最も印象に残った部分を含めることです。

「たくさんお話が聞けてよかったです」

「珍しい話が聞けてよかったです」

こうした話は、嬉しいのですが抽象的です。

「どの話がよかったのかな。珍しい話はどんなところ」と思います。

いえ、実際は、話を聞いていなくても書けてしまいます。

そういう部分すら「テンプレートかな」と怪しくなってしまうのです。

ここが大切です。

1行でもいいので、具体的な部分を書いてください。

「イタリアで迷子になった話が一番面白かったです」

「子育てには哲学が必要という話が印象的でした」

こうした文言を含めて返事をしましょう。

具体性があると、印象深くなります。

興味を持って、きちんと話を聞いてもらえたことがよく感じられます。

こういう人とはもっと話をしたいな、と思うのです。

そう思わせます。

出会って話をして、今後の人脈として生かせるかどうかが、ここで決まるのです。

異業種交流会を楽しむ方法(29)
  • 1行でも、具体的な内容を含める。
最初から大当たりを狙わない。
運命の出会いは、数をこなした人だけに訪れる。

異業種交流会を楽しむ30の方法

  1. 異業種交流会では、事前準備ですでに勝負が半分決まっている。
  2. 目的を持って交流会に出かけるから、面白くなる。
  3. 主催者と仲良くなれば、出会いが倍に増える。
  4. 異業種交流会は、開始時間前から始まると思っていい。
  5. 交流会が始まった瞬間、人のことがわかる。
  6. 運命の人物に出会うためには、出会いの量が必要。
    とにかく名刺をたくさん配る。
  7. 名刺を、どこからどう取り出すかで、印象が決まる。
  8. 自己紹介の目安は、1分。
  9. 異業種交流会とは、営業だ。
  10. 恥ずかしいのはお互いさま。
    何も恥ずかしがることはない。
  11. 居心地のいい今の人間関係で、満足していませんか。
  12. 印象に残りやすい名刺は、必要。
  13. 異業種交流会は、ただ話を聞くだけでも意味がある。
  14. 服装は印象に残らない。
    印象に残るのは、表情だ。
  15. 積極的に人と出会いにいかないと、ビジネスも拡大できない。
  16. これといった成果がなくても、経験という成果が残る。
  17. 異業種交流会に出席する人は、積極的な人ばかりだ。
  18. 「全然話が合わないな」と思うのではない。
    「全然わからない話で面白いな」と思う。
  19. 異業種の人と真剣な交流を求める気持ちが強いほど、参加費用が高いものを選ぼう。
  20. 騙されることを、必要以上に恐れない。
  21. 「いいな」と思える手本と出会うためには、出会いの量が必要。
  22. 一度も経験したことがない人に限って、交流会に批判的。
  23. じっとしている人に、よい出会いはやってこない。
    よい出会いは、動く人にやってくる。
  24. 電話番号やメールアドレスだけでは足りない。
    自分のことを詳しく紹介したウェブページが必要。
  25. 品定めをされるような目で見られることに、不快感を抱かない。
  26. 「利用してください」と思うと、人とたくさん出会える。
  27. 交流会が終わってすぐメールを送るから、意味がある。
  28. メールは、あえてテンプレートを使わないほうが、出会いを大切にできる。
  29. 抽象的なお礼のメールは、嫌われる。
  30. 最初から大当たりを狙わない。
    運命の出会いは、数をこなした人だけに訪れる。

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