皿に料理を盛る際、高度なセンスが必要になりそうですが、センスは不要です。
センスが必要とされるのは、プロの料理人が手の込んだ料理を作るときです。
一般的なビュッフェでうまく盛るためには「センス」ではなく「品数」がポイントです。
品数さえ間違えなければ、自然と整った盛り付けが演出できます。
目安にしておきたい、ルールをご紹介します。
オードブルの鮮やかな色合いは、食欲をそそる意味があります。
そのため、一皿に複数盛ることに問題ありません。
むしろ異なる種類を盛るほうが、美しくなります。
しかし、多すぎると逆に色合いが損なわれてしまうため、2・3種類を目安に取るようにしましょう。
メイン料理は、本来、1皿1品です。
多くても、2種類までにしましょう。
それ以上の品数を盛ろうとすると、皿が窮屈で見苦しくなります。
くれぐれも山盛りは控え、少量を心がけましょう。
2種類を取る場合に気をつけたいのは、温かい料理と冷たい料理です。
温度差のある料理は、別々の皿に分けるようにしましょう。
温度差のある料理を一緒の皿に載せてしまうと、温かいものは冷たくなり、冷たいものは温かくなり、料理の質が損なわれます。
皿の上でソースが広がりやすい料理は、1皿1品にしましょう。
別の料理を一緒の皿に載せてしまうと、ソースが混ざって味が損なわれます。
さて、いかがでしょうか。
このルールを守れば、おおむねどんな状況でもうまく対応できるはずです。
もし対応に困ったときには、無難に「1皿1品」です。
品数が多くて見苦しくなることはあっても、少なくて見苦しくなることはありません。
また、どんな料理でも3種類までが限界です。