執筆者:水口貴博

西洋料理の30の基本テーブルマナー

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フィンガーボールの水は、指を洗うもの。

フィンガーボールの水は、指を洗うもの。 | 西洋料理の30の基本テーブルマナー

給仕が近づいて運ばれるの料理の中に、なにやら不思議なものがあります。

水の入った銀の器です。

テーブルマナーについてまったくの初心者なら「なんだろう」と思うでしょう。

これは「フィンガーボール」と呼ばれる器です。

水が入っているからとはいえ、飲むものではありません。

水と間違えて飲んでしまうと、大恥をかくので要注意です。

これは食事中、汚れた指先を洗うために用意されたものです。

たとえば、エビ・カニなどの甲殻類やデザートの果物など、手で食べるのが前提の料理があります。

多少の汚れはナプキンを使えばいいのですが、手でつかんで食べる都合上、ナプキンでは追いつかないことがあります。

しかも、エビ・カニ・果物などは、独特のべたつきがあります。

ナプキンを使ったとしても、べたつきまではなかなか取れないものです。

そこで汚れやべたつきをきれいに落としやすいよう、手を洗うための専用の器が、あらかじめ用意されるのです。

逆に考えれば、フィンガーボールと一緒に出てきたものは、素手で食べてもいいというサインでもあります。

そう考えると、ほら、わかりやすいですね。

フィンガーボールの水の中には、指先のにおいを消すため、レモンを浮かべている場合もあります。

レモンまで浮かべているレストランは、配慮の行き届いたレストランです。

フィンガーボールの使い方は、片手ずつ、指先を浸します。

片手ずつフィンガーボールの水に浸し、指先を軽くこすり合わせながら、汚れを落としていきましょう。

両手を同時に浸すのは、焦っている様子があり、マナー違反になるので注意です。

れた手は、ナプキンを使って拭いて終了です。

西洋料理の基本テーブルマナー(19)
  • フィンガーボールを使って、指先の汚れを落とす。
ずらりと並んだナイフとフォークは、外側から使えば間違いない。

西洋料理の30の基本テーブルマナー

  1. テーブルマナーは、先人たちの知恵の結集だ。
    すべての動きに意味がある。
  2. テーブルマナーは集中して学んだほうが、身につきやすい。
  3. 欧米テーブルマナーは、面倒くさいようで、慣れてしまえば実は楽。
  4. 自分たちで席を勝手に決めない。
  5. レストランの壁側の席は、上席。
  6. お手洗いで席を外すときのスマートなナプキンの置き方。
  7. ナプキンをつけるタイミングと付け方。
  8. 奥が深いナプキンをつける理由。
  9. テーブルクロスが長いと、足元の緊張が緩みがちになる。
  10. 熱い飲み物を飲むとき、息を吹きかけたりすすったりしないこと。
  11. 「食事中」のサインは、皿の上でカトラリーを「ハの字」に置く。
  12. レストラン内では、携帯電話の電源を切るのがマナー。
    もしくはマナーモードにする。
  13. 食事が出てくるまで待っているときの一番かっこいい姿勢。
  14. 食事が出るまでの間で許されるのは「手帳の確認」と「読書」まで。
  15. 食事が終わり、皿を下げてほしいときのサイン。
  16. 食事中のげっぷ・くしゃみ・おならは、できるだけ控える。
  17. フォーマルなレストランの場合、仲間と料理を分け合うのはマナー違反。
  18. 食事中、友人との会話が盛り上がるのは、実は隣のお客さんの協力があってこそ。
  19. フィンガーボールの水は、指を洗うもの。
  20. ずらりと並んだナイフとフォークは、外側から使えば間違いない。
  21. 落としたナイフやフォークを、自分で拾わない。
  22. ナイフとフォークの使い方をごちゃごちゃにしない。
  23. 音を立てずに食事をするのが、エレガント。
  24. 喫煙が許可されているレストランであろうと、食前・食事中の喫煙は控えること。
  25. どぎつい香水やオーデコロンは、食欲を減退させる。
  26. ご飯を食べるときのフォークの正しい使い方。
  27. 汚い話や下ネタは、レストラン内では控えること。
  28. 食事中に避けるべき、見落としやすい話題とは。
  29. 取りたいものがあっても、人前に手を差し出さないこと。
  30. 食事が終わった後のナプキンのたたみ方。

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