執筆者:水口貴博

海外旅行のトラブルを未然に防ぐ30の方法

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ハンドバッグの口を開いたままにしていると、泥棒から被害に遭いやすくなる。

ハンドバッグの口を開いたままにしていると、泥棒から被害に遭いやすくなる。 | 海外旅行のトラブルを未然に防ぐ30の方法

泥棒は、盗みやすい人から盗みます。

どういう人から盗もうとするかというと、やはり「危険意識が低い人」から盗もうとします。

いつも安全に気を配ってぴりぴりしている人より、気の抜けた人からのほうが気づかれにくく、盗みやすい。

泥棒も生活が懸かっています。

失敗をして、留置場に入りたくはありません。

そこでできるだけ安全、かつ確実に遂行できるように、気が緩んでいる人をターゲットにします。

しかし、海外旅行客のすべてが、必ずしも襲いやすいわけではありません。

海外旅行をしているからこそ、逆に安全面に気を使って、襲いにくい人もいます。

では、気が緩んでいるかどうかをどう判断するのでしょうか。

やはり「外見」からです。

外見には、危険意識が高いか低いかが表れやすい部分です。

危険意識が低いことが垣間見えるポイントがあります。

「口の開いたハンドバッグ」です。

口を開いたハンドバッグは、その人の心が見えるところです。

「私には危険意識があまりありません。気が緩んでいます」と公言しているようなものです。

「いちいちバッグの開け閉めが面倒だなあ。まあ、これくらい問題ないだろう」

口が開いたままになっている状態から、その人の心の緩みが、鮮明に見えてくる。

泥棒は、そういうところを見逃しません。

「おや。この人からはきっと盗みやすいぞ」

バッグはいつも手に持っているから口を開けたままでも問題ないだろうと思いますが、そうとも限りません。

その人の気が緩んでいるだけではありません。

事実、口が開いたままのハンドバッグは、無防備であるため、背後から盗みやすい。

泥棒から目をつけられやすく、被害にも遭いやすい。

財布やガイドブックを取り出すたびに、バッグのチャックの開け閉めはたしかに面倒です。

面倒ですが、自分の安全意識の高さを周りにアピールするために、きちんとバッグは出し入れのたびに口を閉じることです。

口が閉じられているだけでも、泥棒は手を出しにくくなるのです。

海外旅行のトラブルを未然に防ぐ方法(7)
  • バッグの口は、出し入れのたびに、きちんと口を締める。
現地のホテルスタッフに、危険な地域を教えてもらう。

海外旅行のトラブルを未然に防ぐ30の方法

  1. 旅の失敗は、忘れないうちに記録する。
    自分のためだけでなく、ほかの人の役にも立つ。
  2. 高級ブランドを身につけた格好は、昼間でも危ない。
  3. 暑さと寒さの両方に対応できる、重ね着作戦。
  4. 言葉が理解できないことに、恥を感じる必要はない。
    堂々と「わからない」と言えばいい。
  5. 母国から持参した薬は、体調を整えるだけでなく、精神状態も整える。
  6. 夜中は、女性1人で歩かない。
  7. ハンドバッグの口を開いたままにしていると、泥棒から被害に遭いやすくなる。
  8. 現地のホテルスタッフに、危険な地域を教えてもらう。
  9. 最新のガイドブックを購入するだけで、ある程度の安全は確保できる。
  10. トイレは、行けるときに行っておけ。
  11. 有名どころのカウントダウンは、おむつが必須?
  12. 現金は、3カ所に分けることで、万が一に備える。
  13. スーツケースに鍵がかかっているからとはいえ、安心とは限らない理由。
  14. ホテルの目覚まし時計やモーニングコールは、頼れるようで頼りにくい。
  15. ホテルのフロントに貴重品を預けるからとはいえ、必ずしも安全とは限らない。
  16. パンフレットは、重要な情報ほど小さな字で書かれている。
  17. 規模の大きな海外旅行の場合は、面倒でもリコンファームをしよう。
  18. タクシーは、乗る前に所要時間と料金の確認をしておく。
  19. 笑顔で話しかけてくるからとはいえ、いい人とは限らない。
  20. 3週間前からチェックリストを準備し、1週間前からパッキングを始める。
  21. 海外旅行では、水はお金を出して買うのが基本。
  22. 現地の人のふりは、不便になり、むしろトラブルを引き起こしやすくなる。
  23. 不慣れな土地で、道を聞くときに頼りたい、3人とは。
  24. バッグを肌身離さず持ち歩くだけで、泥棒被害は激減する。
  25. やむなくバッグを手放すときは、両足に挟む。
  26. 物をなくすのは、必ずしも泥棒による被害とは限らない。
    自分の不注意は、もう1つの紛失の原因。
  27. 生理的我慢から解放されるトイレほど、不注意が起こりやすい場所はない。
  28. 見落としやすい、営業時間と営業日。
  29. 旅行で直行便をおすすめする、2つの理由。
  30. 海外旅行で「衝動買い」と「買いすぎ」を防ぐ、うまい工夫。

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