執筆者:水口貴博

犬を上手にしつける30の方法

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場所と時間を変えて、環境の変化に対応させる。

場所と時間を変えて、環境の変化に対応させる。 | 犬を上手にしつける30の方法

「言うことを聞くようになった。これでうちの犬も一人前だ」

飼い主の言うことを聞いてくれるようになれば、いよいよしつけも卒業間近です。

さて、そんなとき見落としやすい点があります。

場所や時間を変えた場合も、飼い主の指示にきちんと従ってくれるでしょうか。

慣れた場所と慣れた時間だったからこそ、飼い主の言うことを聞いてくれている可能性があります。

場所や時間帯を変えると、急に反応が悪くなる場合があります。

場所や時間が変わると、慣れない変化に気を取られたり緊張したりするため、飼い主の言うことを聞いてくれないことが多いです。

家では、決められたトイレシートで用を足してくれても、公園でトイレシートを差し出しても、用を足してくれないことがあります。

人通りの多い道の場合、飼い主以外に注意が向いて、思うように言うことを聞いてくれないこともあるでしょう。

人間社会は、さまざまな状況パターンがありますから、犬もそんな社会でうまくやっていけるように慣れさせていきましょう。

まずは「場所と時間」を変えてのトレーニングです。

公園・川端・人通りの多い大通りなど、さまざまな場所できちんとしつけたとおりに動いてくれるかチェックしてみましょう。

また、時間を変えて、明るい朝や暗い夜に練習です。

また一からしつけをやり直しというわけではなく、基本的なしつけが完成していれば、それほど時間はかからないはずです。

要は慣れです。

後は環境や時間の変化に慣れさせて、より範囲を広げればいいだけです。

さまざまなパターンを考えて、場所や時間が変わっても、飼い主の言うことを聞くようにさせましょう。

もし、可能なら飼い主と一緒に少し旅行をしてみるのもいいでしょう。

基本的なしつけができていれば、犬を許可している旅館やホテルなどを見つけて、車で遠出してみるのもおすすめです。

大きな環境の変化を体験でき、犬の経験量を一度に増やす濃い時間になるはずです。

犬を上手にしつける方法(30)
  • 場所と時間をかえて、トレーニングをする。
まとめ

犬を上手にしつける30の方法

  1. 犬を飼い始めれば「しつけの義務」が発生する。
  2. マナーの悪い犬は悪くない。
    本当に悪いのは、しつけをしない飼い主。
  3. しつけの合図は、統一する。
  4. 家族間で、犬へのしつけのルールを統一させておく。
  5. 犬を上手にしつけるとき、最低限押さえておきたい3つのポイント。
  6. 「痛み」ではなく「快感」を与えてしつければいい。
  7. 犬のしつけは、真っ正面に立ってすること。
  8. いろいろ音を聞かせて慣れさせることは、犬の落ち着きに直結する。
  9. おとなしい子犬が、生後6カ月を過ぎたくらいから、急に吠え始める理由。
  10. 犬には「少しでも早く、できるだけたくさん食べる」という習性がある。
  11. 飼い主と犬との食事の順番は、主従関係に影響する。
  12. 犬に与える餌の量と回数の目安。
  13. どんな犬とでも、すぐ友人になる方法がある。
  14. 犬を高いところに上げない。
  15. 飼い主の聖域に、犬を踏み込ませない。
  16. いろいろな人に会わせるのも、しつけの1つ。
  17. 散歩は、必ず飼い主が先行して歩く。
  18. おねだりには、むやみに応じないほうがいい。
  19. 犬の体臭は、身分証明と同じ役割を果たす。
  20. 食事中にかまってやると、うなり始める理由。
  21. どんなに年を取っても、散歩は必要。
  22. 不意に喉に詰まらせないように、注意する。
  23. 湿った犬の鼻は、むやみに拭き取らなくていい。
  24. 犬を褒めたり叱ったりするのは、行動直後が一番いい。
  25. 2階建ての家に潜む、見落としやすい危険ポイント。
  26. 犬が飼い主の顔をなめるのは、喜びや甘えのサイン。
  27. 「幼犬」と「成犬」とでは、かじる意味が少し異なる。
  28. 犬が嫌がる部分でさえ、触られるのに慣れさせておく必要がある。
  29. 慣れているはずの車を、なぜか嫌がる犬の本当の原因。
  30. 場所と時間を変えて、環境の変化に対応させる。

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