執筆者:水口貴博

文章がうまくなる30の方法

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わざと面白いところで書き終えて、読み手の興味をかき立てる。

わざと面白いところで書き終えて、読み手の興味をかき立てる。 | 文章がうまくなる30の方法

切りのいいところで話を終えるのが、上手な文章の終わり方であるように思えます。

たしかに切りのいいところで終わるほうが、きれいに仕上がった文章が出来上がります。

読後感もすっきりするに違いありません。

しかし、もう少し文章が思うように書けるようになれば、少し工夫をしてみましょう。

わざと、中途半端なところで文章を終えてみるのです。

これは、書くのが疲れて中途半端な終わり方をするのではありません。

読者の興味をかき立て、次の文章へ興味を引き出すために、わざと中途半端な終わり方を見せるのです。

できるだけ面白いところで終えるほうが、効果があります。

「続きが読みたい」という気持ちになるからです。

中途半端な終わり方のほうが、より読者を引き付ける力があります。

漫画やドラマでは、いつも中途半端なところで終わります。

よりによって、一番気になるところで終わります。

私が小さいころは「こんな終わり方をしたら、寝られなくなってしまう」と、よく思ったものです。

面白いところで終わるのは、続きを見てほしいと思わせる作戦です。

面白いところで終わるから「続きが見たい」「もっと見てみたい」と思うのです。

文章がうまくなる方法(24)
  • 話の最後を、わざと、面白いところで終わらせてみる。
成功談は面白い。
失敗談はもっと面白い。

文章がうまくなる30の方法

  1. とにかく書いてみるだけでいい。
    書いてさえしまえば、書くコツがだんだんわかってくる。
  2. うまい文章を書くために大切なことは「読みやすさ、わかりやすさ、面白さ」。
  3. まず「結論」から始めることが大切。
  4. 漢字を使いすぎると、読みにくくなってしまう。
    必要以上に漢字を使わないようにしよう。
  5. 聞いてもわかる文章が、うまい文章。
  6. 言い切る文章にしよう。
    言い切ることで、読者の心に残る。
  7. しっかりインプットさえしていれば、うまくアウトプットができるようになる。
  8. 「最高の文章」と「最低の文章」から、書くコツを学ぶ。
  9. いじりすぎた文章はきれいだけど、面白くない。
  10. 書き手のこだわりなら、文法なんて気にしなくていい。
  11. 感嘆符を使いすぎると、気持ちや強調が、半減する。
  12. 言葉は、言い切らないと、伝わらない。
  13. 元気になる文章を書くには「すればいい」という表現を使う。
  14. 説得力のある文章を書くには、自分が経験したエピソードを入れるだけでいい。
  15. 長い文章を書いては、読んでもらえなくなる。
  16. 書くときに大切なことは「書く技術」より「観察力」。
  17. 文章で一番力を入れるべきは、タイトルだ。
  18. 「一万二千三百四十五」より「12345」のほうが、読みやすい。
  19. 「箇条書き」は、これからのスピードの時代に合った書き方だ。
  20. 大きい字であるほど、読みやすい。
  21. 「その、あの」を使いすぎると、読者が混乱する。
  22. 同じ表現を使いすぎると、読者が飽きてしまう。
  23. すべてを語らないことで、すべてを語ることができる。
  24. わざと面白いところで書き終えて、読み手の興味をかき立てる。
  25. 成功談は面白い。
    失敗談はもっと面白い。
  26. 失敗から這い上がってきたエピソードに、人は感動する。
  27. クレームは、よい文章を書くための貴重な意見。
  28. 余白を大切にすると、文章の質が上がる。
    余白が、1文1文の価値を上げる。
  29. 文章力をつけるには、書くことを「習慣」にすればいい。
  30. 面白いお笑いコンビと、そうでないコンビの違いとは。

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