執筆者:水口貴博

文章がうまくなる30の方法

12

言葉は、言い切らないと、伝わらない。

言葉は、言い切らないと、伝わらない。 | 文章がうまくなる30の方法

ある日、私は駅のホームで電車を待っているときのことです。

駅に貼っているポスターのキャッチフレーズに、目がとまりました。

「今日の私は、いつもと違う私」

このフレーズの最後にある句点(。)のサイズが、一回り大きいのです。

これは、キャッチフレーズの意味を深めるために、よく使われるテクニックです。

句点のフォントサイズを大きくすることで、言葉を言い切るニュアンスが強調されます。

このことで、フレーズ全体の主張が強調され、印象深いメッセージへと変わるのです。

自分の発言に自信がない人は、言葉の語尾を濁してしまいます。

「私は、こうだと思い……」と発言の途中で声が小さくなります。

言葉の最後に、句点がない状態です。

句点がない話し方は、相手に意味が伝わりにくくなります。

相手に伝える文章を書くときには、句点まで言い切りましょう。

句点まで言い切ることで、主張や自信を、相手に伝えることができます。

文章がうまくなる方法(12)
  • 文章の最後は、句点まで、しっかり言い切る。
元気になる文章を書くには「すればいい」という表現を使う。

文章がうまくなる30の方法

  1. とにかく書いてみるだけでいい。
    書いてさえしまえば、書くコツがだんだんわかってくる。
  2. うまい文章を書くために大切なことは「読みやすさ、わかりやすさ、面白さ」。
  3. まず「結論」から始めることが大切。
  4. 漢字を使いすぎると、読みにくくなってしまう。
    必要以上に漢字を使わないようにしよう。
  5. 聞いてもわかる文章が、うまい文章。
  6. 言い切る文章にしよう。
    言い切ることで、読者の心に残る。
  7. しっかりインプットさえしていれば、うまくアウトプットができるようになる。
  8. 「最高の文章」と「最低の文章」から、書くコツを学ぶ。
  9. いじりすぎた文章はきれいだけど、面白くない。
  10. 書き手のこだわりなら、文法なんて気にしなくていい。
  11. 感嘆符を使いすぎると、気持ちや強調が、半減する。
  12. 言葉は、言い切らないと、伝わらない。
  13. 元気になる文章を書くには「すればいい」という表現を使う。
  14. 説得力のある文章を書くには、自分が経験したエピソードを入れるだけでいい。
  15. 長い文章を書いては、読んでもらえなくなる。
  16. 書くときに大切なことは「書く技術」より「観察力」。
  17. 文章で一番力を入れるべきは、タイトルだ。
  18. 「一万二千三百四十五」より「12345」のほうが、読みやすい。
  19. 「箇条書き」は、これからのスピードの時代に合った書き方だ。
  20. 大きい字であるほど、読みやすい。
  21. 「その、あの」を使いすぎると、読者が混乱する。
  22. 同じ表現を使いすぎると、読者が飽きてしまう。
  23. すべてを語らないことで、すべてを語ることができる。
  24. わざと面白いところで書き終えて、読み手の興味をかき立てる。
  25. 成功談は面白い。
    失敗談はもっと面白い。
  26. 失敗から這い上がってきたエピソードに、人は感動する。
  27. クレームは、よい文章を書くための貴重な意見。
  28. 余白を大切にすると、文章の質が上がる。
    余白が、1文1文の価値を上げる。
  29. 文章力をつけるには、書くことを「習慣」にすればいい。
  30. 面白いお笑いコンビと、そうでないコンビの違いとは。

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