執筆者:水口貴博

文章がうまくなる30の方法

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文章力をつけるには、書くことを「習慣」にすればいい。

文章力をつけるには、書くことを「習慣」にすればいい。 | 文章がうまくなる30の方法

書くのが上手な人は、書くことが習慣になっています。

有名な『アンネの日記』の著者、アンネ・フランクは、書くことが習慣になっていました。

ナチスに捕まるのが嫌で、家族と共に、ある家の屋根裏部屋に身を潜めます。

そこで数年間、過ごすことになるのですが、その間、アンネは日記を毎日書いていました。

「いつか、ナチスに見つかるのではないか」

不安と恐怖におびえながら、毎日書いていたのです。

アンネの将来の夢は、作家になることでした。

もしかしたらその夢を原動力に、毎日を生きていたのかもしれません。

アンネの日記は、大変上手に書かれています。

そのときそのときの気持ちを素直に表現できていて、わかりやすく書かれています。

彼女に上手な文章を書ける能力があったのは、生まれつきではありません。

ただ、毎日欠かさず書いていたという「習慣」です。

書くことが習慣になっている人には、かないません。

書いている量や考えている量、共に群を抜いているのです。

今日書いて明日は新人賞というわけではなく、毎日の努力の積み重ねが大切です。

毎日の努力の積み重ねは「習慣」にしてしまえばいいだけです。

文章がうまくなる方法(29)
  • 書くことを「習慣」にする。
面白いお笑いコンビと、そうでないコンビの違いとは。

文章がうまくなる30の方法

  1. とにかく書いてみるだけでいい。
    書いてさえしまえば、書くコツがだんだんわかってくる。
  2. うまい文章を書くために大切なことは「読みやすさ、わかりやすさ、面白さ」。
  3. まず「結論」から始めることが大切。
  4. 漢字を使いすぎると、読みにくくなってしまう。
    必要以上に漢字を使わないようにしよう。
  5. 聞いてもわかる文章が、うまい文章。
  6. 言い切る文章にしよう。
    言い切ることで、読者の心に残る。
  7. しっかりインプットさえしていれば、うまくアウトプットができるようになる。
  8. 「最高の文章」と「最低の文章」から、書くコツを学ぶ。
  9. いじりすぎた文章はきれいだけど、面白くない。
  10. 書き手のこだわりなら、文法なんて気にしなくていい。
  11. 感嘆符を使いすぎると、気持ちや強調が、半減する。
  12. 言葉は、言い切らないと、伝わらない。
  13. 元気になる文章を書くには「すればいい」という表現を使う。
  14. 説得力のある文章を書くには、自分が経験したエピソードを入れるだけでいい。
  15. 長い文章を書いては、読んでもらえなくなる。
  16. 書くときに大切なことは「書く技術」より「観察力」。
  17. 文章で一番力を入れるべきは、タイトルだ。
  18. 「一万二千三百四十五」より「12345」のほうが、読みやすい。
  19. 「箇条書き」は、これからのスピードの時代に合った書き方だ。
  20. 大きい字であるほど、読みやすい。
  21. 「その、あの」を使いすぎると、読者が混乱する。
  22. 同じ表現を使いすぎると、読者が飽きてしまう。
  23. すべてを語らないことで、すべてを語ることができる。
  24. わざと面白いところで書き終えて、読み手の興味をかき立てる。
  25. 成功談は面白い。
    失敗談はもっと面白い。
  26. 失敗から這い上がってきたエピソードに、人は感動する。
  27. クレームは、よい文章を書くための貴重な意見。
  28. 余白を大切にすると、文章の質が上がる。
    余白が、1文1文の価値を上げる。
  29. 文章力をつけるには、書くことを「習慣」にすればいい。
  30. 面白いお笑いコンビと、そうでないコンビの違いとは。

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