執筆者:水口貴博

文章がうまくなる30の方法

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言い切る文章にしよう。言い切ることで、読者の心に残る。

言い切る文章にしよう。言い切ることで、読者の心に残る。 | 文章がうまくなる30の方法

文章を書くときには、はっきり言い切ることが大切です。

文の最後を「です。ます」で、終わらせるだけでいいのです。

ときどき、言い切っていない曖昧な状態で終わっている文章を見かけて、残念なときがあります。

「~かもしれない。~ではないのだろうか」という表現です。

曖昧な表現では、著者は自分の発言に対して責任逃れをしているだけです。

どこかで、逃げているのです。

読者の心に響くような文章は、言い切った文章です。

今、言い切ることができない人が増えています。

自分に責任が跳ね返ってくるのが、嫌なのです。

言い切ることは「毒舌」とも言います。

芸能界では、ピーコさん、おすぎさんなどの毒舌芸能人が人気を集めています。

はっきり言い切っているからです。

「よい、悪い」とはっきり言い切ってくれるから、聞いているほうはとてもわかりやすく言葉が心に残ります。

言い切ってくれる人が少ないから、余計に目立つし、頼りにされます。

言い切ることで、人生までも変わってきます。

自分の考えをはっきりさせることで、はっきりした決断、行動、結果が返ってきます。

曖昧な表現を使っている人は、決まって決断や行動も曖昧です。

「~したいと思っているんだけど……」と言います。

「思っているんだけど……」の「……」が、曖昧なのです。

この「……」が、一番言いたいことなのに「……」で曖昧な表現にして、逃げています。

はっきり発言できていないことで、本人も心のどこかで逃げています。

優柔不断なのです。

曖昧な人生を送ってしまう原因は、曖昧な言葉遣いに問題があります。

優柔不断から立ち直るコツは「自分の口癖を言い切った形にすること」です。

「~です。~ます」と、言い切るだけで変わります。

文章を書くときに、読み手にきちんとわかってもらいたければ、はっきり言い切ることです。

この点は、私も大変意識しています。

文章の最後を「です。ます」で終えるようにして、言い切る形を取っています。

そうすることで、読み手には、わかりやすい形になっているのです。

「~ではないのだろうか」という曖昧な表現は、責任逃れをしている印象が強いため、苦手なのです。

文章がうまくなる方法(6)
  • 言い切った文章を書く。
しっかりインプットさえしていれば、うまくアウトプットができるようになる。

文章がうまくなる30の方法

  1. とにかく書いてみるだけでいい。
    書いてさえしまえば、書くコツがだんだんわかってくる。
  2. うまい文章を書くために大切なことは「読みやすさ、わかりやすさ、面白さ」。
  3. まず「結論」から始めることが大切。
  4. 漢字を使いすぎると、読みにくくなってしまう。
    必要以上に漢字を使わないようにしよう。
  5. 聞いてもわかる文章が、うまい文章。
  6. 言い切る文章にしよう。
    言い切ることで、読者の心に残る。
  7. しっかりインプットさえしていれば、うまくアウトプットができるようになる。
  8. 「最高の文章」と「最低の文章」から、書くコツを学ぶ。
  9. いじりすぎた文章はきれいだけど、面白くない。
  10. 書き手のこだわりなら、文法なんて気にしなくていい。
  11. 感嘆符を使いすぎると、気持ちや強調が、半減する。
  12. 言葉は、言い切らないと、伝わらない。
  13. 元気になる文章を書くには「すればいい」という表現を使う。
  14. 説得力のある文章を書くには、自分が経験したエピソードを入れるだけでいい。
  15. 長い文章を書いては、読んでもらえなくなる。
  16. 書くときに大切なことは「書く技術」より「観察力」。
  17. 文章で一番力を入れるべきは、タイトルだ。
  18. 「一万二千三百四十五」より「12345」のほうが、読みやすい。
  19. 「箇条書き」は、これからのスピードの時代に合った書き方だ。
  20. 大きい字であるほど、読みやすい。
  21. 「その、あの」を使いすぎると、読者が混乱する。
  22. 同じ表現を使いすぎると、読者が飽きてしまう。
  23. すべてを語らないことで、すべてを語ることができる。
  24. わざと面白いところで書き終えて、読み手の興味をかき立てる。
  25. 成功談は面白い。
    失敗談はもっと面白い。
  26. 失敗から這い上がってきたエピソードに、人は感動する。
  27. クレームは、よい文章を書くための貴重な意見。
  28. 余白を大切にすると、文章の質が上がる。
    余白が、1文1文の価値を上げる。
  29. 文章力をつけるには、書くことを「習慣」にすればいい。
  30. 面白いお笑いコンビと、そうでないコンビの違いとは。

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