読者に最後まで集中力を持って読んでほしいなら、短く書きましょう。
短く書かないと、読者は疲れます。
本屋で本を開くと、ページいっぱいに書かれた本があります。
もちろん数多くの情報量が詰め込まれているのでしょう。
しかし、正直なところ、見ただけで「読むのが大変だな」と思います。
プレゼンや企画書でも、たくさん書かれた文章は、読み手を疲れさせてしまいます。
ひどい場合、読んですらくれません。
読む前から、読もうという気が萎えてしまうのです。
私は今、1作品を30項目で構成していますが、以前はそうではありませんでした。
書き始めた初期のころは、1作品につき50項目で構成していました。
書き終えて、友人に読んでもらいたいので、印刷してプレゼントしました。
ところが、全然読んでくれません。
理由を尋ねてみると「時間がない」といいます。
人間、それほど暇ではないのです。
暇ではない人に読んでもらうためには、文章を短くすることが大切です。
短くすることで、より内容を濃くできます。
読者も短い文章なら、短い時間で読むことができ、読んでくれるようになります。
読まれてこそ、文章の価値があります。
読んでもらえなければ、書いた努力も水の泡です。
読みやすい文章にするためには、短く書けばいいだけです。
自然と質が高くなり、読みやすくなります。
1作品50項目から、30項目に減らしたことで、ようやく友人に読んでもらえるようになりました。