執筆者:水口貴博

ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

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きれい事を言う人が、一番きれいな行動をしなければならない。

きれい事を言う人が、一番きれいな行動をしなければならない。 | ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

弱音を吐いてしまいますが、私にはジレンマがあります。

私は多くの文章を書いていますが、書けば書くほど、思うことがあります。

「自分がきれい事を言っているが、自分が実行できているか」という点です。

正直なところ、すべてを完璧に実行できているわけではありません。

私も人間ですからうっかりはありますし、まだまだ学ぶべきことは数多くあります。

しかし、きれい事をいう著者として、自らが発言したきれい事は、実行するのが当然だと思っています。

きれい事を執筆する「著者」は、きれいなことを実行する「行動者」にもなるはずです。

またそうあるべきです。

きれい事を発信するだけでなく、実行する行動者として、見本になることが、執筆以外の任務・使命・役目だと思っています。

ヒューマンエラー対策としても、同じです。

「こうすればいい」と指導する人は、自分が、一番できていなければいけません。

実行できていない人の言うことは、誰も聞いてくれなくなります。

行動力のない上司からの指示は、説得力がないのと同じです。

説得力は、発言する本人に、その行動力・実行力があるかどうかです。

ヒューマンエラーの対策を立てる人は、最もそれを実行して、手本を見せていかないといけません。

きちんと実行できている人の発言する言葉には、説得力があります。

「彼の行動でたしかに成功している。彼の言うことは本当だ」

発言していることが本当なら、自らが生きる証拠になります。

正しい行動は、口ではなく、体で表現するものです。

言葉より、行動なのです。

ヒューマンエラーを防ぐ方法(10)
  • きれい事は、口より、体で表現する。
デジタルな作業を、わざわざ人間が行う必要はない。

ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

  1. ヒューマンエラーは、慣れたときに起こる。
  2. 頭で覚えているささいなことほど、チェックシートを使って確かめる。
  3. 車の助手席に座る人には、確認者としての仕事がある。
  4. 指さし確認・声だし確認を癖にする。
  5. 改善すべきは、人ではなく、プロセス。
  6. 見間違いやすい数字や記号は「使わない」か「ふりがな」で対処する。
  7. キスをすれば、ヒューマンエラーがなくなる?
  8. 精度を求めた「ゆっくり」には、雑談がない。
  9. 集中しなくても、ミスをしないシステムを作る。
  10. きれい事を言う人が、一番きれいな行動をしなければならない。
  11. デジタルな作業を、わざわざ人間が行う必要はない。
  12. プロスポーツ選手は、ファンという監視の目に助けられている。
  13. ヒューマンエラーは「アナログ」で発生する。
  14. ミスをした人にペナルティーを与えない。
    反則した人にペナルティーを与える。
  15. 手順書・約束事は、ヒューマンエラー防止の第一歩。
  16. 他人のミスや失敗は、絶対、あなたのためになる。
  17. 恥ずかしさを捨てなければ、ヒューマンエラーを撲滅できない。
  18. わからないときには、質問する。
    わかったときには、言い換えた内容で質問をする。
  19. ヒヤリハットを見逃すな。
  20. 商用環境では、速度より精度を重視。
  21. 精度を追求する原則を守った結果、作業が速くなるのは問題ない。
  22. 例外を1つも作らない。
  23. そもそも作業をしなければ、ヒューマンエラーが起こることもない。
  24. 「問題が発生したときの方法」より「問題を発生させない方法」を考える。
  25. ヒューマンエラーは、省略したときに起こる。
  26. 疲れてから休憩ではない。
    疲れる前に休憩をする。
  27. 作業中は、電話を取らない。
  28. デスクの上に、不要な物を置かない。
  29. 短期記憶に頼らない。
  30. 「もし」で考える人ほど、未来が開ける。

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