執筆者:水口貴博

ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

25

ヒューマンエラーは、省略したときに起こる。

ヒューマンエラーは、省略したときに起こる。 | ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

ヒューマンエラーを防ぐためには「省略しない」というルールを徹底しましょう。

何かを省略したときに、ヒューマンエラーが発生する可能性が大きくなります。

毎回同じことを繰り返していると「手順を少しくらい省略しても大丈夫だろう」という甘い考えが出てきます。

慣れると基本的な手順がばかばかしく思え、支障が出ない程度に省きたくなります。

しかし「慣れたときこそ危ない」という原則を思い出しましょう。

手順を省略したい気持ちがあっても、管理者に一度相談をします。

省略しても問題がないか手順書を見直して、改正してからにしましょう。

本人の独断で、手順を省略して作業を進めるのは、大変に危険です。

省いた手順のため、思わぬところで、想定外のことが起こります。

面倒な手順でも、省略しないことです。

手順書に書かれている項目を徹底的に守ることを心がけましょう。

ヒューマンエラーを防ぐ方法(25)
  • 省略しないようにする。
疲れてから休憩ではない。
疲れる前に休憩をする。

ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

  1. ヒューマンエラーは、慣れたときに起こる。
  2. 頭で覚えているささいなことほど、チェックシートを使って確かめる。
  3. 車の助手席に座る人には、確認者としての仕事がある。
  4. 指さし確認・声だし確認を癖にする。
  5. 改善すべきは、人ではなく、プロセス。
  6. 見間違いやすい数字や記号は「使わない」か「ふりがな」で対処する。
  7. キスをすれば、ヒューマンエラーがなくなる?
  8. 精度を求めた「ゆっくり」には、雑談がない。
  9. 集中しなくても、ミスをしないシステムを作る。
  10. きれい事を言う人が、一番きれいな行動をしなければならない。
  11. デジタルな作業を、わざわざ人間が行う必要はない。
  12. プロスポーツ選手は、ファンという監視の目に助けられている。
  13. ヒューマンエラーは「アナログ」で発生する。
  14. ミスをした人にペナルティーを与えない。
    反則した人にペナルティーを与える。
  15. 手順書・約束事は、ヒューマンエラー防止の第一歩。
  16. 他人のミスや失敗は、絶対、あなたのためになる。
  17. 恥ずかしさを捨てなければ、ヒューマンエラーを撲滅できない。
  18. わからないときには、質問する。
    わかったときには、言い換えた内容で質問をする。
  19. ヒヤリハットを見逃すな。
  20. 商用環境では、速度より精度を重視。
  21. 精度を追求する原則を守った結果、作業が速くなるのは問題ない。
  22. 例外を1つも作らない。
  23. そもそも作業をしなければ、ヒューマンエラーが起こることもない。
  24. 「問題が発生したときの方法」より「問題を発生させない方法」を考える。
  25. ヒューマンエラーは、省略したときに起こる。
  26. 疲れてから休憩ではない。
    疲れる前に休憩をする。
  27. 作業中は、電話を取らない。
  28. デスクの上に、不要な物を置かない。
  29. 短期記憶に頼らない。
  30. 「もし」で考える人ほど、未来が開ける。

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