「がはは」
空気を読める人かどうかは、まず人間のあるところにはっきり表れます。
それが「声の大きさ」です。
まず、空気を読める人になるために心がけることは「声の大きさを調節できること」から始まります。
声そのものではなく、ただ声の大きさを時と場合によって調節できるかどうかに、その人の品性が最も表れます。
声の大きさを調節できるようにならないと、いつの間にか、周りに迷惑をかけてしまうことになります。
想像しましょう。
今日は、フランス料理のレストランへ友人と2人で食事。
店内は薄暗く、落ち着いた雰囲気。
ゆったりした曲も流れている。
そんなとき、相手の友人が大きな声を出して笑う。
「がはは」
一斉に、周りのお客がこちらに振り向く。
せっかくの店内の雰囲気を壊してしまう。
しかし、笑っている本人は、自分が周りに迷惑をかけていることには、まったく気づいていない様子。
注意するにも、しづらい。
顔から火が出るほど、恥ずかしい経験ですね。
周りの雰囲気を読める人にならないと、知らない間にいろいろな人に迷惑をかけることになります。
まず空気を読める人になるために、大切なことは「声の大きさ」です。
声の大きさを調節できなくなればオヤジと言っても、過言ではありません。
まず自分の声の大きさに注意をしましょう。
自分の感情の高ぶりに合わせて、声も大きくするのではなく、周りの雰囲気に合わせて声も調整するのです。
もちろんいつも声が小さければいいわけではありません。
居酒屋のような賑やかなところでは、自分の声も少し大きめのほうが、雰囲気になじめます。
静かなところでは、静かな声です。
賑やかな場所では、賑やかな声です。
声の大きさを調整できるようになり、初めて空気が読める人の第一歩が始まります。