別れ話で話し合うとき、どんな位置に座りますか。
座る位置は、別れ話の雰囲気に影響するポイントの1つです。
最も一般的なのは、対面になった座り方ではないでしょうか。
テーブルを挟んで、正面から向かい合います。
対面になって座れば、お互いの顔や身ぶり手ぶりをよく確認しながら話ができるでしょう。
もちろん家族や友人と話すときは、この座り方も悪くありません。
あくまで雑談を楽しむだけですから、お互いの顔が見えたほうが話しやすいでしょう。
しかし「交渉」が関わるような場面では、座り方にも配慮が必要です。
正面で向かい合うと、視線がぶつかり合うことになります。
心理的に「対立」の印象を与えるため、話の内容に反発されやすくなります。
相手に威圧的な印象を与える場合もあり、理想ではないのです。
理想的な座り方は、視線がぶつからない座り方です。
たとえば「L字型」や「横並び」です。
視線がぶつからないため、お互い話に集中しやすくなります。
心理的に「友好」の印象を与えるため、落ち着いて話がしやすくなるでしょう。
円満に話し合いたい雰囲気が出やすいため、穏便に話を進めやすくなるのです。
座る位置の調節が難しい場面もありますが、余裕があれば、できるだけ配慮してみてください。
迷ったら「L字型」です。
お金も時間もかかりませんから、難しくありません。
座る位置を変えるだけですが、別れ話の雰囲気が変わると言っても過言ではありません。
今まではなにげなく座っていたかもしれませんが、これから意識してみるといいでしょう。