執筆者:水口貴博

気品と美しさを身につける30の方法

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着信メロディーは、迷惑の元。

着信メロディーは、迷惑の元。 | 気品と美しさを身につける30の方法

品のない人は、携帯の着信メロディーにも表れます。

品のない人は、決まって自分の好きな曲を着信メロディーとして設定し、それも大音量にして流します。

自分では「かっこいい」と思っているのです。

いい曲だなと思っているのは自分だけだということに、まったく気づいていないのです。

自分にはお気に入りのミュージシャンの曲でも、ほかの人も同じであるとは限りません。

品のない人は、好きなアイドルの曲だからほかの人も気に入るに違いないという、勝手な思い込みをしています。

それが、着信メロディーの大音量という哀れな結果に出てしまうのです。

私は以前に、仕事でこんなことがありました。

仕事をしていると、突然部屋に響き渡るアイドルの曲が流れます。

携帯の着信メロディーを、アイドルの人気曲に設定し、大音量のため、部屋に響き渡っていたのです。

仕事中のアイドルの曲は、不快感を抱いてしまいます。

ですが、着信メロディーを設定している人は、お気に入りのアイドルの、お気に入りの曲ですから、満足そうな顔をしています。

「こんないい曲を着信メロディーにしている俺はイケてる。俺はかっこいいだろ」

そういわんばかりの表情を浮かべ、周りの迷惑になっていることに気づいていないのです。

その人は仕事場だけでなく、重要な会議中でも着信メロディーを大音量で流していました。

会議の雰囲気を何度壊されたことか。

私は、その行為を見て「自分は気をつけよう」と思い、それ以来、着信メロディーはやめています。

着信音はもっぱらOFFにしています。

バイブで、着信を知らせるように設定しています。

品を大切にしている人は、必ず着信音をOFFにして、バイブモードに設定しています。

誰も教えてくれないマナーですが、気づく人は、気づいているのです。

音を立てると、周りに迷惑がかかることを、直感的に学びとっています。

自分が「これは、ちょっと嫌だな」と思うことは、徹底的にやめることです。

自分が不快と感じていることは、ほかの人も感じています。

人からよい印象を持たれるためには、何かを特別にすることではありません。

大声での会話、大きな音の着信メロディーなど、周りに迷惑をかけているだけです。

かっこよくも、上品でもありません。

ほかの人の迷惑にならないように心がけることが、上品な印象を持たれるポイントなのです。

気品と美しさを身につける方法(6)
  • 着信音をOFFにして、バイブモードに設定する。
品性とは「余裕」のことである。

気品と美しさを身につける30の方法

  1. 本当のかっこよさは、品のある雰囲気から生まれる。
  2. 顔をきれいにする前に、部屋をきれいにする。
  3. 人目のないときでも、整理整頓、できていますか。
  4. 品というオーラの根源は「きれいにしたい」という気持ち。
  5. 足元からも、オーラが出る。
  6. 着信メロディーは、迷惑の元。
  7. 品性とは「余裕」のことである。
  8. ごみ箱は、心の中の表れ。
  9. 経験数が増えることで、品性が向上する。
  10. 緊張することで、品性が養われる。
  11. ささいなことほど、丁寧に扱う。
  12. ため息をつかない。
  13. 電話をかける側が、腰を低くすることが品のあるマナー。
  14. 「落ち着き」は、品格のある印象を醸し出す。
  15. 気になる態度も、ほかの人から見れば小さな迷惑として映る。
  16. がははと笑うと、品が下がる。
    にっこり笑うと、品が上がる。
  17. 拾わない、もらわない。
  18. 明日の準備をしてから、帰る。
  19. いらない物は、徹底的に捨てる。
  20. 余裕のある生活を送ろう。
  21. 毎日使う日用品は、精神状態に大きく関わりを持つパートナー。
  22. 「まあいいか」と思うところほど、まめに行動する。
  23. 個性を表現し、さらに引き出していくために、ファッションがある。
  24. 知識は、気品があってこそ、引き立つ。
  25. お金がなくても楽しめるセンスを、品という。
  26. 五感を通して感じることを、感動という。
  27. 愛を感じるために、愛を削っていませんか。
  28. 部屋の物が少ないほど、生活に品が出る。
  29. 品性のある人は、背中にも目がついている。
  30. むかっとした出来事を反面教師にできる人が、立派になる。

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