恋愛における有名なことわざに「あばたもえくぼ」という言葉があります。
あなたも一度は耳にしたことがあるでしょう。
人を好きになってしまえば、その人の欠点であるあばたまで、えくぼのようにかわいらしく見えてしまうことです。
好きになってしまえば、短所まで長所に見えてくるという面白い人間心理です。
しかし、これは恋愛だけに当てはまることなのでしょうか。
いいえ、恋愛だけに限らず、一般の人間関係にも同じく当てはめて考えることができます。
男女だけの関係ではなく、たとえば男性同士や女性同士などのような、恋愛関係を抜きにした友人関係のときを考えてみましょう。
その人のことを恋愛の対象としてみるのではなく、人として好きになるのです。
あなたが「人間好き」になれば、恋愛に限らず、すべての人に対して「あばたもえくぼ」と同じことが起こります。
粗探しより、よい部分だけを見るようにして「この人は素晴らしいな」と受け取ることができれば、あばたもえくぼになります。
大嫌いな人がいても、その人がいたからこそ得られた成長に目を向ければ「この人のおかげだ」と感謝できます。
嫌いな部分まで一緒に好きになれます。
極端な話、あなたが人間好きになれば、すべての関係がうまくいきます。
恋愛や、友人関係や家族関係においても、あばたもえくぼの力があれば、短所や欠点はもはや問題ではなくなってしまうのです。