「余裕」という一言に対して、単なる怠け者のだらだらしたイメージを持っていませんか。
余裕とは気持ちの問題ですから、目に見えるものではありません。
勉強に励むときや友人と接するときだけでなく、恋人と付き合っていくときも、余裕がないとなかなかうまくいかないのです。
余裕がなければどうなるのでしょうか。
まず冷静に判断ができなくなります。
いつもは簡単にできることが、できなくなります。
思ってもない行動や発言をしてしまいます。
自分らしくなくなります。
人が健康になるためにタンパク質やビタミン、ミネラルが重要だといわれています。
しかし、もっと重要な栄養は「余裕」という精神的な栄養なのです。
余裕があってこそ、自分らしく生きることができます。
余裕がないまま人と出会っても、話す余裕もなければ、次に会う余裕もありません。
余裕がないと、すべて歯車がおかしくなります。
赤い糸探しにおいても、余裕があってこそつかみ取れる糸です。
「お茶しに行きませんか」という一言でさえ、余裕がないと口にできる言葉ではありません。
自分に余裕があってこそ、一緒に遊びにいく時間を作ることができ、会話を楽しむ余裕も生まれます。
余裕とは、人間が見落としがちな大切な栄養なのです。