好きな人と仲良くなるチャンスは、大変な時期を一緒に過ごすことです。
先生に叱られたり、宿題に追われたりといった大変な時期を一緒に過ごすほうが、不思議なことに、仲がよくなりやすくなるのです。
困難を共に乗り越えた同士という意識が強く残り、絆が深まるからです。
当たり前の日常より、つらい時期のほうが印象深く、記憶に強く残ります。
大変な時期を一緒に過ごした後は、以前より仲良くなっているのです。
どんなに大変な時期でも、後から振り返ると、笑えるようになります。
糸はよってねじれることで、太く強く切れにくくなります。
1本の糸から、複数の糸による束になります。
これを現実に例えると、お互いに共通の時間を作ることで、大変な時期やつらい経験も一緒に経験をします。
一つ一つを乗り越えることで、共通の体験が生まれるように、糸が束になり、束から綱へと変わります。
人間関係における結束の強さは、この糸の太さのことをいうのです。