公開日:2024年1月23日
執筆者:水口貴博

問題解決力を高める30の方法

23

実行に移す前の再確認が重要。

実行に移す前の再確認が重要。 | 問題解決力を高める30の方法

解決策が決まりました。

再発防止策も決まりました。

「後は実行に移すのみ」の段階まで来ました。

さっそく取りかかりたくなりますが、ちょっと待ってください。

解決策・再発防止策を実行に移す前に、もう一度内容を確認してみてください。

詰めが甘くなっていないか確認するのです。

トラブルのときは、一刻も早く解決したい気持ちが先走って、チェックが甘くなりがちです。

解決策・再発防止策は、思いついた時点で、十分に完成されているとは限りません。

一見問題ないように見えても、どこかに不十分なところがあって、間違いや見落としがあるかもしれません。

知らず知らずのうちに詰めが甘い状態となっている可能性があります。

試験では、提出前に念のための再確認を行いますが、解決策・再発防止策でも、実際前は念のための再確認が大切です。

もやもやする時間を作ってみることです。

「本当にこれでいいのだろうか?」と疑いながら、隅々までチェックです。

見直してみると、間違いや見落としに気づけることがあります。

可能であれば、別の人に確認してもらうことをおすすめします。

同じ確認でも、自分がやるのと他人がやるのとでは意味が違います。

「思い込み」が発生している可能性があるからです。

自分の思い込みは、自分では気づけません。

自分で正しいと思い込んでいるかぎり、何度確認しても、間違いに気づけません。

だからこそ客観的な目が必要であり、誰か別の人にお願いするのが近道です。

解決策も再発防止策も、詰めが甘くなっていると、十分な効果が発揮されません。

きちんと詰めを厳しくするからこそ、正しい効果が発揮されるのです。

問題解決力を高める方法(23)
  • 解決策と再発防止策は、実行に移す前に、再確認する。
  • 可能であれば、別の人に確認してもらう。
計画どおりにいかなくても、驚かない、慌てない、腹を立てない。

問題解決力を高める30の方法

  1. 問題解決力のある人は「できない理由」ではなく「できる理由」を述べる。
  2. 「どうせ解決できない」と考えるのではない。
    「どうすれば解決できるか」と考えるのだ。
  3. 問題解決は、消極的になっていると、うまくいかない。
  4. トラブルのときも「ご褒美作戦」が効果的。
  5. 「終わった」なんて言わないこと。
  6. 複雑な問題は、紙に書いて整理すれば、シンプルになる。
  7. 解決できる問題か、解決できない問題か。
  8. 解決法が複数ある場合は、メリット・デメリットも書き出そう。
  9. ゲームとして考えると、問題解決力が格段に高まる。
  10. 定石ばかりでは、面白くない。
  11. 解決できない方法にも目を向ける。
  12. 原因がわからなくても、あれこれ試してみることが大切。
  13. 大きな問題を、細切れ時間で解決するのは難しい。
  14. 「くだらないトラブル」という言い方は、やめておくほうが良い。
  15. 考えすぎるタイプは、問題解決も遅くなる。
  16. トラブルは、テンションを上げて立ち向かうのが良い。
  17. 時にはカフェインに頼ってみるのも悪くない。
  18. 過去に解決できなかったトラブルが起こったとき、どうするか。
  19. 着替えには、問題解決力を高める効果がある。
  20. 同じトラブルが繰り返されるのは、悪い習慣が原因。
  21. 待機する必要があるときは、待機するのが仕事。
  22. どれだけトラブルの愚痴を言ったところで、解決はしない。
  23. 実行に移す前の再確認が重要。
  24. 計画どおりにいかなくても、驚かない、慌てない、腹を立てない。
  25. 解決不可能だからといって、自暴自棄になってはいけない。
  26. 「あっさり解決した」というのは「やるべきことをやった」ということだ。
  27. 時間や資金の余裕がなくて着手できないとき、どうするか。
  28. 問題を解決できているのに、それ以上心配しても仕方がない。
  29. 問題が長引いているのは、中途半端な対応が原因ではないのか。
  30. 時間を気にしない生活も、素晴らしい。

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