あなたの身近に「言うことがころころ変わる人」はいませんか。
指示がころころ変わる上司、意見がころころ変わる部下、主張がころころ変わる友人。
自覚がある人もいれば、自覚がない人も少なくありません。
残念ながら、言うことがころころ変わる人に信頼を寄せるのは難しいのが現実です。
言うことをころころ変えていると、信頼には大きな減点となります。
意志薄弱で情緒も不安定に感じるため、頼りない印象を受けるでしょう。
何か指示や意見を言われても「また変わるのではないか」と疑念が湧いて、きちんと信用できないのです。
大切なのは「一貫性」です。
相手から信頼されたいなら、言うことに一貫性を持たせることです。
言うことが変わらない人が信頼されます。
「私は大丈夫」と思う人も油断は禁物です。
自覚がないだけで、実際は言うことがころころ変わっていて、いつの間にか周りに迷惑をかけているケースがあります。
自覚がある人も、そうでない人も、一度冷静に自分の言葉を振り返ってみるといいでしょう。
もちろん人間ですから、言うことが変わるときもあります。
意見が変わったり考えを改めたりすることは珍しくありません。
「仕事はお金じゃない」と言っていた人が、後から「結局仕事はお金」と変わり「やっぱり仕事はお金じゃない」と戻ることもある。
「一周回って元に戻る」ということがあるものです。
人生経験を重ねながら成長していくなかで、以前と言うことが変わってしまうことがあります。
もし言うことが変わることがあれば、謝罪の一言を添えるとスムーズです。
「たびたび意見が変わって申し訳ない」
「自分の未熟を思い知らされ、考えが変わりました。何度も言うことが変わってしまい恥ずかしい」
前回の発言を撤回したうえで、きちんと謝罪の一言を述べたい。
ビジネスあれば「たびたびの変更で申し訳ございません」「お手間をおかけして申し訳ございません」などの一言が良いでしょう。
きちんと自覚があって、心苦しく思っていることが伝われば、相手は理解を示してくれるはずです。