信頼される人になるためには「きちんと約束を守ること」が欠かせません。
信頼貯金を増やすための基本であり、最重要ポイントの1つです。
約束を守らない人が信頼されることはありません。
約束を守らないことは、うそをついていることと同じです。
信頼されるためには、きちんと約束を守ることが必要不可欠です。
ただし、約束を守るとはいえ、1回だけでは不十分です。
約束を守るのは当たり前のことです。
もちろん信頼貯金は増えますが、増量はわずかです。
大切なのは「約束順守の実績を積み上げていくこと」。
「ほとんど約束は守るが、まれに破ることがある」は良くありません。
まれであっても、約束を守ることが一度でもあれば、信頼貯金はぐっと減少します。
約束順守の実績を積み上げていくことで、だんだん相手から信用され、信頼されるようになります。
きちんと約束を守ることは、人として基本的なことですが、信頼される人になるためにも欠かせないポイントです。
約束遵守の実績を積み上げていくことで「この人は信頼できる」という評価につながります。
約束には2つあります。
「大きな約束」と「小さな約束」です。
大きな約束は、誰でも細心の注意を払います。
絶対破ることがないよう、しっかり注意して守ろうとするはずです。
ところが小さな約束となると、急に順守意識が低下しがちです。
「小さな約束なら、ちょっとくらい破ってもいだろう」と考える人が多い。
「大きな約束は守らなければいけないが、小さな約束なら守らなくてもいい」ということはありません。
小さな約束であっても、約束に変わりありません。
特に注意したいのは「口約束」です。
口約束であっても、約束は約束です。
民法上は、口約束でも契約は成立します。
「今週中に終わらせます」「週末に電話します」という小さな口約束をしたら、きちんと守ることです。
言うだけ言って、実際の行動が伴わないのは良くありません。
ささいな一言であっても、それが口約束であれば、守ることが大切です。
「今度飲みに行きましょう」「いつか食事に行きましょう」と言ったら、そのとおり実行することです。
小さな約束も、大きな約束と同様、きちんと守ることが大切です。
守れる自信がないこともあるでしょう。
難しすぎる内容だったり、もともと守るのが困難な約束だったりなどなど。
守れる自信がないなら、最初から約束をしないのが賢明です。
「守れる自信がありません」と正直に一言言えばいいこと。
約束を断ったからといって、信頼貯金が減るわけではありません。
相手は「守れる約束だけ守ろうとしているのだな」と理解して、誠実な姿勢が伝わります。
約束を断ることで、信頼貯金を増やすことがあるのです。