人によって態度を変える人は、イエローカードです。
たしかに人間関係では、立場に違いがあって上下関係があるのも事実です。
目上の人には敬語を使う一方、親しい人にはため口で話すのは普通のこと。
時と場に応じて態度や言葉遣いがあるのは不思議なことではなく、むしろ当たり前のことといえるでしょう。
しかし、それでも限度というものがあります。
あまりに露骨な違いとなると、話は変わります。
こういう露骨に態度を変える人は、残念ですが、信頼されるのは難しいでしょう。
相手によって態度を変える様子は、裏表が激しい印象を与え、見る人に不快感を与えます。
人を「上下」や「損得」で見ていることが感じられるため、なかなか信頼に結びつかないのです。
大切なのは「人によって態度を変えない姿勢」です。
信頼されるためには、態度に一貫性を持たせることが大切です。
誰の前でも同じ態度でいるのは難しいことに思うかもしれませんが、実はシンプルです。
「常に礼儀正しい態度」を心がければいいのです。
礼儀正しい態度は、肩書や上下関係に関係なく、誰の前でも好印象です。
上司に対してはもちろん、部下や年下の後輩に対しても礼儀正しい態度を心がけましょう。
友人の前でも、レストランの店員さんの前でも、礼儀正しく接することです。
常に礼儀正しい態度を心がければ、誰の前でも態度に一貫性を持たせることができます。
これが紳士淑女です。
誰の前でも礼儀正しい人が、信頼されるのです。