睡眠時間の安易な削減は、仕事ができない人によく見られる特徴です。
仕事ができない人は「睡眠は仕事を怠けているのと同じ」と考えています。
そのためいつも睡眠不足で仕事をするのが当たり前になっています。
眠そうな顔をしながら「仕事が大変。最近あまり寝ていない」と自慢げに話します。
「睡眠時間が取れないほど頑張っている」というアピールするのが習慣になっています。
たしかに睡眠中は、生産的な活動ができません。
目をつぶり、横になってじっと休んでいる状態なので、非生産的な様子に見えるでしょう。
繁忙期や緊急時には、睡眠時間を削って仕事をしなければいけないときもあります。
しかし、睡眠が不足していると、脳は本来のパフォーマンスを発揮できなくなります。
体がだるくて、元気もやる気も出ない。
頭の回転が鈍くなり、ミスや間違いが増える。
集中力が出ないので、仕事のスピードも遅くなる。
あまり知られていませんが、人は寝ないと、命に関わることがあります。
睡眠不足は、仕事の大敵です。
仕事の時間を増やすために睡眠時間を削ると、かえって仕事の質を下げます。
睡眠時間を削ると、よい仕事もできなくなるのです。
仕事ができる人は違います。
仕事ができる人は「睡眠も仕事の一環」と考えています。
よい仕事には、よい睡眠が欠かせません。
十分な睡眠によって心と体にエネルギーが満たされ、質の高い仕事ができるようになります。
仕事ができる人は、睡眠の価値を理解しているので、毎日十分な睡眠を心がけています。
普段の睡眠時間は、7時間から8時間程度。
最低でも6時間の睡眠は確保します。
事情があって睡眠の足りない日があれば、別の日で睡眠時間を補います。
普段から十分な睡眠を取っているので、いつも活力的で、仕事もスムーズに進むのです。