勉強にお金をかけるかどうか。
ここが学びの分かれ道です。
同じ情報が得られるなら、有料より無料のほうがよいと考えがちですが、状況によります。
無料にこだわると、勉強の効率を下げる場合があります。
特に本気で学びたい気持ちがあるなら、積極的にお金を出すほうがいいでしょう。
仕事ができない人は、お金をかけないで学ぼうとします。
たとえば、図書館を利用すれば、ただで本を借りたり読めたりします。
無料の講座や勉強会、無償配布の情報誌、インターネットからの情報収集でも、勉強は可能です。
もちろん無料で学ぶのはいいのですが、なかなか身につきません。
頭のどこかに「どうせ無料だから」という安易な気持ちがあります。
経済的な痛みがないので「元を取ってやる」「しっかり吸収しよう」「必ず身につける」という必死さが足りません。
学ぶ量が多い割に吸収力が弱く、なかなか身についてくれないのです。
仕事ができる人は、お金をかけて学ぼうとします。
同じことを学ぶにしても、無料より有料を選びます。
読みたい本があれば、身銭を切って読みます。
学びたい講座があれば、お金を払って受講します。
成功者によるセミナーや勉強会があれば、参加料が高くても、会いに行こうとします。
とりわけ仕事に関係する最新情報や重要情報には、お金を払ってでも手に入れようとします。
お金を払うと経済的な痛みが伴うので、本気になれます。
「必ず元を取るぞ」という熱意と意欲が自然と高まり、学びの効率がよくなります。
同じ本を読むにしても、人に借りて読むのと買って読むのとでは、吸収力が違います。
やはり本を買って読むほうが、吸収力が強い。
お金はかかりますが、吸収力の向上に役立っていると思えば、支払う価値はあるでしょう。
お金を払って学ぶほうが身につきやすく、短期的に急成長ができます。
無料が常によいとは限りません。
時にはしっかりお金をかけて学ぼうとすることも大切です。