失恋をしたとき、恋したことを後悔するかもしれません。
「失恋するくらいなら、最初から恋なんてしなければよかった」と。
たしかに失恋は、つらくて悲しい出来事なのは間違いありません。
1つの恋が終わるとき、多くの精神的苦痛に襲われます。
喪失感・孤独感・空虚感・無力感・罪悪感。
恋を失い、恋人を失い、投資したものも失います。
最初から恋をしなければ、失うこともなかったでしょう。
失恋の寂しさも苦しみも味わうことはなかったはずです。
しかし、そうだとしても、やはり恋をしてよかったのです。
恋をしなければ、得ることもなかったからです。
わくわくすることもなかった。
思い出もなかった。
成長もなかった。
新しい世界を知ることもなかった。
恋を通して素晴らしいことをたくさん得られたのですから「恋をしてよかった」と考えること。
失うことばかり怖がっていては、何もできなくなります。
苦しみや悲しみを避けてしまうと、喜びも感動も避けることになります。
恋したことを後悔してはいけない。
むしろ勇気を持って恋をした自分を褒めてください。
恋愛を通して得られたことを誇りに思ってください。
「苦しいこともあったけれど、恋をしてよかった。自分は頑張った」と。
失恋で失ったこともありますが、得られたことのほうがたくさんあるはずです。
恋を通して得られた経験は、いずれ変わった形であなたの人生に恩恵をもたらすでしょう。
そう考えるようになることも、あなたにとっての成長でもあります。