恋愛で失敗すると、自分はどうなるのか。
それは、やはり実際に失敗してみないとわかりません。
振るにせよ、振られるにせよ、やはりつらい出来事になるでしょう。
思いきり泣きじゃくったり、ひどく落ち込んだりするでしょう。
ひどく取り乱す自分に、自分でも驚くはずです。
自分らしからぬ行動をすることもあれば、自分の意外な一面を発見することもあるはずです。
恋愛や異性に大きな期待を寄せていただけ、大きな失望に苦しむこともあるかもしれません。
これらはすべて「発見」と言い換えられます。
恋愛の失敗は悪いことかというと、そうとも言い切れません。
失恋経験によって失うこともありますが、得られることもあるはずです。
むしろ恋愛の失敗経験は、人生で一度くらいあったほうがいいのです。
自分に経験があるからこそ、他人の恋の失敗談を聞いたとき、親身になって聞けるようになります。
人の気持ちがわかるというのは、自分の器が広がった証拠です。
自分にひどい失恋経験があると「この場面で自分はこうなる」ということを知るでしょう。
自分は失恋したときにどうなるのかは、失恋してみないとわかりません。
それは、自分の内面を深く理解する材料になり、新たな自分を発見する機会にもなります。
また、人の「負」の側面を知るきっかけにもなるでしょう。
恋愛や異性に失望することもあるかもしれませんが、それも勉強であり、経験です。
ひどく落ち込む経験をすることで、自分の過ちに気づいたり、もっと真剣に生きる気持ちになったりするでしょう。
恋愛の失敗経験が一度もない人より、一度はある人のほうが、心は強くて豊かです。
だからこそ恋愛の失敗経験は、人生で一度くらいあったほうがいいのです。