「どうメールを送ればいいかわからない」
そんなとき頼りになるのが、例文です。
書籍・雑誌・インターネットなどでは、参考になるメールの例文を見かけることがあります。
もちろんビジネスなら、例文をテンプレートとしてそのまま使うケースがあります。
ビジネスは、余計な情を含めないのが常識です。
情を含めず、わかりやすく簡潔な内容を突き詰めると、似たようなメールになりがちです。
著作権に触れないよう重要部分さえ書き換えれば、常識の範囲で例文の丸写しが広く一般的になっています。
しかし、心が関係する場面では違います。
心が関係する場面では、例文の丸写しができても、しないほうがいい。
例文の丸写しでは、相手の心を動かせません。
形式張っている上「どこかで見聞きしたことがある」という雰囲気が出ます。
それどころか、不自然な様子が漂い始めます。
例文をそのまま使うと「あなたらしくない文章」になってしまうからです。
相手はすぐ「例文を参考にしたな」と見抜くでしょう。
どんなに美しい言葉でも、借りてきた言葉だと見抜かれたら、感動どころかがっかりさせます。
心が関係するメールでは、例文を参考にしつつも、できるだけ自分の言葉で表現すること。
世の中にある例文は、あくまで参考です。
例文を参考にしつつ、できるだけ自分の言葉で表現することを意識しましょう。
自分の言葉で表現するから、相手の心を動かせます。