毎年、国から発表される、就職内定率。
就職内定率とは、就職希望者のうち、どれだけの人数が就職できたかを示す割合です。
学生の就職状況を把握するときの、重要な指標の1つとして利用されています。
さて、就職活動に成功する人と失敗する人は、就職内定率の受け止め方が異なります。
就職活動に失敗する人は、就職内定率を気にします。
「今年の内定就職率は悪いな」
「頑張っても、どうせうまくいかないのではないか」
「就職内定率が高かった時代や世代が羨ましい」
肩を落とし、どんよりした気持ちで就職活動を始めるのです。
就職内定率が高かった時代や世代を羨ましがり、今さら言っても仕方ない文句ばかり言います。
余計なところで貴重な資源を削っているため、肝心の就職活動に身が入らないのです。
一方、就職活動に成功する人は、就職内定率を気にしません。
参考にすることはありますが、あくまで参考程度。
就職内定率が低いとはいえ、結局のところ、自分の努力しだいと思っているからです。
どんなに就職内定率が低くても、採用される人はいます。
熱意と意欲に満ちた優秀な人材は、就職内定率にかかわらず、内定をもらえます。
集中すべきは、世間の就職活動ではなく、自分の就職活動です。
自分の希望する仕事をするために、身の丈に合った企業の中から探すだけです。
それがきちんとできていれば、就職内定率は関係ありません。