就職活動では、ほかの学生たちと一緒に出席するイベントがあります。
たとえば、合同の企業説明会です。
ある企業の説明会に参加したとき、見知らぬ人の隣に座ることがあります。
こんなとき、どうするか。
就職活動に失敗する人は、隣の人に絶対話しかけません。
「知らない人だから、無視する」
「特に用事がないから話しかけない」
たしかにそのとおりではあるのですが、一方で、貴重なチャンスも逃しています。
自分と同じ境遇の人がいるというのは、非常に恵まれたこと。
人と出会いを十二分に生かし切れていません。
情報交換や励まし合いも、今の友人関係がすべてになります。
知り合えるかもしれない貴重なチャンスを、逃しているのです。
一方、就職活動に成功する人は、余裕があれば、隣の人に話しかけます。
やはり貴重なチャンスが目の前にあるなら、じっとしているだけではもったいない。
偶然その場に居合わせたのも、何かの縁かもしれません。
隣の人に「今日は大勢の人が来ていますね」「どちらからお越しですか」と話しかけます。
挨拶をして話しかけ、雑談を通して仲良くなり、小さな出会いのチャンスでも、最大限に生かそうとします。
そうして仲良くなれば、学校の友人以外でも、人間関係が広がります。
情報網が強化され、情報交換や励まし合いの機会も増える。
こういうところで、就職活動の差をつくのです。