就職活動に失敗する人は、お礼をしないのが特徴です。
OB・OG訪問が終わっても、そのまま。
面接が終わっても、お礼の連絡はしません。
頭の中では「お礼はしたほうがいい」と思っています。
しかし、思っているだけで終わりなのです。
イベントが終わって、家に帰った後は、疲れ切っています。
「疲れているから、少し休んでからお礼の連絡をしよう」と思ってベッドで横になると、気づけば翌日です。
翌日になれば、お礼をしたい気持ちが半減して、余計に重い腰が上がりません。
しばらく時間が経つと、お礼をしなければいけないことを忘れてしまう。
結局のところ、お礼をしたいとはいえ、その程度の気持ちです。
それは、相手にも伝わります。
口には出して言いませんが、お礼がなかったことにがっかりして、心を痛めています。
一方、就職活動に成功する人は、必ずお礼をします。
しかも、できるだけ早くお礼をするのが特徴です。
当日中は当然。
ほとんどの場合、イベントが終わった直後です。
OB・OG訪問が終われば、すぐお礼のメールがやってきます。
すでにテンプレートを作っていたかのように、早くお礼が来ます。
面接が終わった後にもお礼をするのも当然。
1次面接だけでなく、2次・3次など、面接ごとにお礼をします。
イベントで疲れていますが、言い訳にしません。
貴重な時間を割いて対応してくださったお礼が最優先であるため、とにかく寝る前に、何らかのアクションを起こします。
その具体的な行動は、相手にも伝わります。
お礼をされて、嬉しくない人はいません。
お礼の連絡があれば「律義な人だ。しっかりしている」と感心するでしょう。
「せっかくだから、また何かあったら助けたい」と思わせるのは、こうしたささいな配慮なのです。
お礼の手段は、メールでも手紙でも電話でもかまいません。
相手の迷惑にならないよう、都合のよい手段で、お礼を伝えましょう。