就職活動に失敗する人は、やりがいのある仕事を人に聞きます。
「どんな仕事をすれば、やりがいを感じますか」
聞かれた人も困ります。
たしかに人の意見を参考にするのは大切ですが、何でも人に聞けばいいわけではありません。
自分の価値観は、ほかの人に聞いてもわかるはずがありません。
誰かに聞いたところで、価値観は人によって異なります。
ある仕事を「楽しい」と思う人もいれば「つまらない」と感じる人もいます。
仕事の問題ではなく、価値観の問題です。
やりがいのある仕事は人に聞いても具体的な回答が得られないため、かえって話がこじれるのです。
一方、就職活動に成功する人は、やりがいのある仕事を自分で考えます。
自分がどんな仕事をしたとき、やりがいを感じるのか、自己分析の結果を参考にしながら考えます。
世の中には、さまざまな職業があります。
それぞれの仕事をしている自分を想像して、比較して、最もやりがいを感じる職業を見つけていきます。
自分の価値観は、自分で答えを見いださなければいけません。
たとえ収入が低めであっても、自分にとって充実感や満足感が得られる仕事なら、大正解です。
自分の答えは、自分の中にあるのです。