不採用をもらえば、誰でも落ち込みます。
落ち込むのはいいのです。
全力を尽くしたにもかかわらず、望んだ結果が得られなかったわけですから、落ち込むのは当然です。
だいぶ疲れもたまっているはずですから、少しは休憩して、体力や精神力を回復させればいいでしょう。
ここまでは、就職活動に成功する人と失敗する人も同じです。
違いが出るのは、この先。
就職活動に失敗する人は、不採用の落ち込みを、引きずるのです。
反省が終われば忘れたほうがいいのですが、何度も思い出しては、悔やみます。
「あのとき、こうしておけばよかった」
「なぜあんなことをしてしまったのだろう」
「ああ、情けない」
しばらく時間が経ち、落ち込みが軽くなれば、また思い出し落ち込みます。
回復する元気も、なかなか回復せず、就職活動に支障が出るのです。
一方、就職活動に成功する人は、不採用で落ち込んでも、引きずりません。
大切なことは、反省です。
不採用の原因を探り、改善できれば、もう過去は振り返りません。
むしろ忘れようとします。
ふとした拍子で思い出しそうになれば、就職活動に関する作業をして、忙しくなろうとします。
企業研究の続きをしたり、次の面接の準備をしたりなどです。
なぜそうするのかというと、落ち込む暇を与えないためです。
落ち込みを忘れる最良の手段は、忙しくなること。
落ち込む暇を与えないほど忙しくなり、自分に落ち込む隙を与えないのです。
就職活動の停滞が最小限に抑えられます。
就職活動に忙しくなるから、結果も出やすくなるのです。