執筆者:水口貴博

90代がしておきたい30のこと

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生きているうちに、自分のお墓を作ってみませんか。

生きているうちに、自分のお墓を作ってみませんか。 | 90代がしておきたい30のこと

テレビや新聞を見ていると、驚くべき行動をする年配者を目にしました。

生きているうちに、自分のお墓を作る光景です。

まだ死んでいないのに、先に自分のお墓を作ってしまうのです。

縁起が悪く、滑稽に思えます。

なぜ、そんなことをするのでしょうか。

第1は、経済的な負担の削減です。

自分が亡くなれば、お墓の準備を残る家族にさせることになります。

お墓を建てるには、大きな費用が必要です。

お墓の規模によっては、車が買えるほどの値段になることもあります。

自分が生きているうちに、自分のお墓を自分の財布から出すことで、残された家族の経済的負担を軽くできます。

自分の墓ですから、自分のお金を使います。

自分が亡くなった後も、家族がお墓の準備に慌てることもありません。

第2の理由は、安心感です。

生きているうちにお墓を作ると、自分が死んだ後の様子がうかがえます。

「自分が死んだ後は、ここに入る」

死後の状態が目に見えてわかれば、安らかな死を迎える準備になるでしょう。

生きているうちにお墓を作ることは、肯定派と否定派があります。

どちらがいいとは、一概には言えません。

「早死にする」という声を耳にしますが、あくまで噂であり、科学的根拠はありません。

聞き慣れない風習に思えますが、歴史を振り返ると、実は古くから存在しています。

日本で見られる古墳は、有力者が生きている間に作ったお墓です。

エジプトで見られるピラミッドも、王が生きているうちに作ったお墓です。

人は、いずれ必ず死を迎えます。

自分の生き方を決めるのが自分なら、死に方を決めるのも自分です。

「自分の生き方に合っている」と思うなら、選択肢の1つとして、検討してもいいのではないでしょうか。

90代がしておきたいこと(27)
  • 生きているうちに、自分のお墓を作る。
死ぬのは怖くない。
誰もが一度は経験することだから。

90代がしておきたい30のこと

  1. 90代を生きるのは、奇跡そのもの。
  2. 90代は、これまでの生き方が正しかった証明。
  3. 90代は、前向きに生きるだけで、偉業。
  4. 今日も朝、目が覚めた。
    「今日も頑張りなさい」という神様からのメッセージ。
  5. 素晴らしい1日の始め方。
  6. 手が動くかぎり、まだまだ可能性がある。
  7. 素晴らしい1日の瞬間を、一つ一つ、楽しむ。
  8. できる範囲で、仕事をしよう。
  9. 手に触れるだけで、コミュニケーション。
  10. 1日3回、歌を歌えば、幸せが3倍になる。
  11. お風呂場で歌を歌う。
    これを幸せという。
  12. 歩いた歩数だけ、楽しみに出会える。
  13. 90代でも、プレゼントの習慣を続けよう。
  14. 聴力が弱くなるのも悪くない。
    心の平穏が保てるから。
  15. ぼけるのも悪くない。
    嫌なことをすぐ忘れられるから。
  16. 白髪になるのも悪くない。
    明るい雰囲気を楽しめるから。
  17. 見つめれば見つめるほど、発見と感動が無限に増えていく。
  18. あなたもまた、風景の一部。
  19. 独り言も、立派な会話。
    自分との会話である。
  20. 今日の風景を、無地のはがきにスケッチしよう。
  21. 楽しかった出来事を思い出すのも、思い出になる。
  22. 植物を通して、育てる喜びを思い出す。
  23. 「病気が憎い」より「病気を治す」。
  24. 薬の効果は、疑うと半減し、信じると倍増する。
  25. 自分の人生を一言で言えば、何になるのか。
  26. 1分間のお祈りで心がけたい、3つのこと。
  27. 生きているうちに、自分のお墓を作ってみませんか。
  28. 死ぬのは怖くない。
    誰もが一度は経験することだから。
  29. 死に際が美しい人の人生は、美しい。
  30. 死ぬとは、亡くなった人と久しぶりに会えること。

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