チークは気づかないうちに、つけすぎやすいところです。
ファンデーションと同じです。
「もう少し、もう少し」と思っているうちに、気づけば、頬が真っ赤になっています。
ファンデーションなら、つけすぎれば取り返しもできますが、チークは難しい。
きれいに取ろうとすると、時間も手間もかかります。
「少し足りないな」と思ったときが、注意です。
チークを付け足すと、その部分だけ赤みが増して、不自然になります。
不自然になった部分のバランスを補おうとすると、またつけすぎてしまうのです。
チークを入れるときに心がけたいルールがあります。
「途中で付け足さないこと」です。
ブラシに一度取ったチークで、仕上げます。
右の頬に1回、左の頬に1回です。
少ないと感じても、ぐっとこらえる。
途中で付け足さない。
一度入れたら、それで良しとします。
つけすぎないためにも、あらかじめ区切りを作っておくことが大切です。
バランスが整うまでメイクするように考えていると、区切りにくくなります。
少なければ、チークは、濃すぎて不自然になることはあっても、薄くて不自然になることはありません。
濃すぎて顔の状態を悪くするくらいなら、薄く仕上げたほうが美しく仕上がります。