「きれいだけど、何か変だ」
ときどき街を歩いていると、不自然な印象を受ける女性を目にします。
別に、とりわけ化粧が乱れているわけではないのです。
ファンデーションがきれいに塗られ、美しい肌をしています。
しかし、メイクで肌がきれいに見えるにもかかわらず、どことなく不自然な印象を受けてしまう。
そんな経験はありませんか。
原因の1つは、ファンデーションの塗り方です。
均一に、ファンデーションを塗っているのです。
「えっ。なぜ?」
どきっとした人は要注意です。
もちろん均一に塗っても、それなりに明るくて美しい顔を演出できますが、ベストな塗り方とは言えません。
顔が平面になってしまうからです。
本来、人間の顔は、立体です。
奥行きがあります。
にもかかわらず、ファンデーションを均一に塗ってしまうと、顔の立体感が失われ、平たく見えてしまうのです。
いかにも、化粧をした「人工の美」という印象が強くなる。
これこそ、妙な違和感がある原因だったのです。
では、どうすればいいのでしょうか。
基本的なルールがあります。
「ファンデーションは、骨格の高いところは厚く塗り、低いところは薄く塗る」
たとえば、頬骨や鼻など骨格の高い部分には厚く塗ることで、より高く見えてきます。
一方、フェイスラインや目のくぼみなど、骨格の低い部分には薄く塗ることで、より低く見えてきます。
均一に塗らない。
骨格の高さに合わせて、ファンデーションの厚みに変化を持たせる。
こうして、より美しい立体感のある美しい顔に仕上がるのです。