私は田舎出身で自由奔放な環境だったこともあり、ペットはさまざまな種類を飼ってきました。
実は、そのペットの多くは、ペットショップで購入した動物ではありません。
なんと、拾ってきた動物たちです。
「田舎は何もない」とよく言われます。
そういうとき、私はいつもこう言い返します。
「都会にはない自然と野生動物たちがいる」と。
たしかに田舎であるほど何もない。
その代わり、色鮮やかな自然があふれ、野生的な動物たちがたくさんいます。
自然がそのまま残る田舎であるゆえに、道端を歩いているだけで、いろいろな動物と出会えます。
学校の帰り道、野良犬や野良猫がいたりするのは日常茶飯事です。
大きな野良犬なら怖くて逃げたりしますが、生後間もない子犬だったりすることもあります。
子猫が道端にいることもあります。
おなかをすかせて今にも死にそうな子犬や子猫がいると、ついほうっておけなくなり、持ち帰ってしまいます。
応急処置のつもりでしたが、だいたいそれがきっかけで飼い始めてしまいます。
近くにある池で遊んでいたら、カメが泳いでいたので、拾ってきて家で飼ったこともあります。
どこから逃げてきたのか、ニワトリが道端を歩いていたこともあります。
田舎は、不思議な世界です。
何でもありです。
そんなまか不思議な田舎環境だったせいで、動物には親しんでいるほうだと思います。
特に小学校6年間は、いつも家で何かを飼っていました。
同時に複数のペットを飼ったこともあります。
これまで飼ってきたペットといえば、本当に多種多様にわたります。
犬・猫・ウサギ・ニワトリ・カメ・モルモット・インコ・スズメ・魚など、かなり多くのペットを飼ってきました。
こうしたさまざまな動物と触れる機会を与えてくれる田舎は「素晴らしい」と思います。
「田舎出身でよかったな」
私は今、田舎という素晴らしい環境出身であることを誇らしく思えます。
そうした動物たちから学んだことや感じたことをまとめてみようと思ったのが、今回、筆を執り始めたきっかけでした。