「障害があって体が不自由……」
「顔が不細工で生きるのがつらい……」
「生まれつき病を患っている……」
生まれつきの顔形・体格・障害などを恨んでいる人がいます。
それは重要なことではありません。
大切なことは「どう生きるか」です。
体は道具と考えましょう。
その体をどう使うかが、一番重要なことです。
使い方によって、その役割がまったく変わってくるからです。
もちろん障害や顔形や病などがあっても、あなたの心がけしだいです。
たとえば、包丁は「いい道具」ですか。
「悪い道具」ですか。
もちろん包丁の切れ味や大きさなどの違いはあることでしょう。
しかし、いずれも使い方に比べれば、大した問題ではありません。
これは「使い方」こそ重要です。
料理を作るための道具として使えば、おいしい料理を作ることができ、人を幸せにできる道具になります。
しかし、人を傷つけるために使ってしまえば、悪い道具になります。
切れ味や大きさなんて大した違いではありません。
使い方こそ、一番重要です。
あなたには、素晴らしい体があります。
もしかしたら、体にいくつか障害があったり不自由があったりするかもしれません。
また、顔形に恵まれていない人もいるかもしれません。
しかし、包丁は「使い方」が重要であるように、人間も「生き方」が重要です。
素晴らしい生き方ができれば、生まれつきの差は微々たるものです。
人を幸せにするために献身すれば、素晴らしい人生になるでしょう。
しかし、人を傷つけたり悪態をついたりすれば、悪い人生になるでしょう。
障害や顔形なんて、関係ありません。
人生の善しあしは、生まれつきの体や顔形で決まるのではなく、その「生き方」で決まります。
嘆くところを間違えていませんか。
障害や顔形に嘆くのではなく、真剣に生きていないことに嘆いてください。
「自分の体を最大限に活用して、どれだけ人を幸せにできるか」
これこそ重要な生き方です。
人に喜んでもらい、幸せにさせるために生きるのです。