「肌が黒いですね」
「肌が荒れていますね」
「髪の毛がもつれていますよ」
「足の毛が濃いですね」
初めて会ったときに、そういう印象があったとします。
たとえ、その印象が事実でも、ありのまま言うのはよくありません。
いきなり失礼な発言をしてしまえば、誰でもむかっとします。
特に初めてあった人にいきなりこんなことを言われるほど、悪い第一印象はありません。
人間関係で大切なことは「何を言うか」より「何を言わないか」です。
気になっても、あえて言わないことです。
もちろん発言する言葉も大切です。
しかし、それ以上に大切なことは「言わない言葉」です。
「何を言わないか」が第一であり「何を言うか」が第二です。
相手の気分を害するような発言を避けることを、最優先させます。
その優先順位をわきまえている人は、いきなり相手の気分を害するようなことを口にして、関係を台無しにさせることはありません。
少なくとも相手の気分さえ悪くさせなければ、印象が悪くなることもなく、人付き合いは長続きします。
楽しませようと意気込むより、気分を害さないように「避けるべき発言」に注意することが、人間関係のマナーなのです。