話をするときの表情は大切です。
「表情は、言葉より、語る」と言われます。
表情は、言葉以上にパワーを持つメッセージです。
「楽しいです」という言葉より「楽しそうな笑顔」があれば「本当に楽しんでいるなあ」とわかります。
「つまらないよ」という言葉より「つまらなさそうな表情」をしているほうが、相手に与える印象は強くなります。
「悲しい」という一言より「涙を流している表情」があれば、それだけで十分に伝わります。
話そのものは、問題ではありません。
語るときの表情が、大切なのです。
プロの漫才師は、話がお客さんに受けているかどうかを、表情から感じ取ります。
自分では受けると思っている話でも、実際に話をしてみると、白けることがあります。
お客さんの表情は、自分の話が面白いかどうかを知るための、一番正確な回答です。
面白いときには笑い、悲しいときには涙を流し、怒るときには眉間にしわが寄ります。
人間の表情は、感情が素直に表れる部分です。
話をするときは、面白い話ほど、自分が楽しそうな表情をすることがポイントです。
不思議と話をしている内容が面白くなります。
悲しいことを伝えたければ、悲しい表情で話をすることです。
それこそ大切な説得力の1つです。
プロの漫才師を見てみましょう。
豊かな表情で語っているではありませんか!
それは説得力をつけるためです。
臨場感にあふれ、話も面白く聞こえてくるのです。