「ええと、自分でも何を言いたいのかわからなくなってきた……」
「ごめん、話がそれちゃった」
「話がごちゃごちゃになってきた」
まとまりのない話は、ストレスになります。
相手にとっても、自分にとっても、理解と誤解に苦しみ、歯切れが悪くなります。
原因は、自分ときちんと話をしていなかったからです。
相手と話す前に、本当はまず自分と話をしておかないといけません。
言いたいことをはっきりまとめていないと、コミュニケーションもうまくできません。
自分の話をまとめていないうちから話しかけると、たいてい、話がもつれます。
自分でも何を言っているのかわからなくなり、相手も自分も疲れます。
数学の文章問題がなぜ難しいのかというと、何を意図しているのかわからないからです。
出題者が、わかりにくく遠回しに問題を出して、回答者に悩ませようとしているから、数学の文章問題は難しく感じます。
テストならまだわかりますが、日常の会話までそうしては大変ですね。
自分と話をして、言いたいことをまとめてから話しかけることが、お互いにとって一番ストレスが小さいのです。