執筆者:水口貴博

人生を豊かにする
30の習慣

21
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過去は、
変えることができる。
今を素晴らしくすることで、
過去も素晴らしくなる。

過去は、変えることができる。今を素晴らしくすることで、過去も素晴らしくなる。 | 人生を豊かにする30の習慣

私たちは、ときおり、過去を振り返ることがあります。

さまざまな過去を振り返りますが、なかにはつらい悲しい過去があります。

苦しい過去、思い出したくもないほどの過去があります。

マイナスの感情を伴って過去を振り返ることを「後悔」といいます。

「あんなこと、しなければよかった」

「最悪の出来事だった」

「大変だった」

過去を恨み、憎みます。

こうした過去は、誰にでもあるでしょう。

過去を黒板消しで、さっと消すことができればいいのですが、できないから過去という記憶に苦しめられています。

時間は進む一方で、逆戻りはできない。

だからとはいえ、タイムマシンに乗って過去に戻ることも、現代の科学技術では不可能です。

私たちは、変えられない過去に縛られ、生きています。

「やはりつらい過去は変えられないのか……」

ちょっと待ってください。

本当につらい過去は、変えることができないのでしょうか。

いいえ、実は過去を変える方法があります。

タイムマシンに乗って過去に戻る方法ではありません。

もっと単純に考えましょう。

過去を変えるための本当のポイントは、今にあります。

今をどうすればいいのかというと、素晴らしくするのです。

すると、今まで生きてきた過去も、すべて素晴らしくなります。

どんなにつらい過去があっても、今を素晴らしくできれば「つらい過去のおかげだ」と感謝できます。

生まれたときにはみんな、心が白い状態です。

オセロに例えると、生まれたときは白ですから、碁盤の四隅は白になっています。

どんなに黒ばかりが並んでいても、次の一手で白をさせば、ぱたぱたとすべて白に変わってしまいます。

過去を変えようとするなら、今を素晴らしくしようとしましょう。

集中すべきは、過去ではなく、今です。

現在です。

私は過去に、たくさんのつらい経験をし、嫌な思い出もあります。

叱られた経験、失敗した経験など、数え切れないほどあります。

しかし、そのおかげで今の自分があると考えることができれば、過去はすべて輝きになります。

黒から白へと変わります。

「つらい過去のおかげで今の素晴らしい自分がいる!」

過去に感謝した瞬間、過去が黒から白へと変わります。

つらい過去があっても「その経験のおかげで、学べた」と考えることができれば、暗い過去は輝きに変わります。

つらい過去があったから、素晴らしい今があると思えば、過去も素晴らしい出来事の連続であったということに気づきます。

今をマイナスに生きている人は、いつもつらい過去を憎んでばかりいます。

それでは一向に生活が向上しません。

過去を変えるキーポイントは「今」にあります。

過去を変えたければ、今を変えましょう。

今を素晴らしくすること。

今を白に変えれば、過去という黒いオセロがすべて白へとひっくり返ります。

人生を豊かにする習慣(21)
  • 暗い過去を変えるために、今を素晴らしくする。
下から上を見て、判断するのではない。
上から下を見て、判断するのだ。

人生を豊かにする30の習慣
人生を豊かにする30の習慣

  1. 人生とは、大きなピラミッド。<br>「行動」という小さな石(意志)から成り立っている。
    人生とは、大きなピラミッド。
    「行動」という小さな石(意志)から成り立っている。
  2. 握れば拳。<br>開けば手のひら。
    握れば拳。
    開けば手のひら。
  3. 恨みは、必ず自分に跳ね返ってくる。
    恨みは、必ず自分に跳ね返ってくる。
  4. 腹は立てない。<br>義理を立てる。
    腹は立てない。
    義理を立てる。
  5. 格言を会話の中に取り入れると、話に説得力が出る。
    格言を会話の中に取り入れると、話に説得力が出る。
  6. 記念日は、あなたと相手がより深く仲良くなるチャンス。
    記念日は、あなたと相手がより深く仲良くなるチャンス。
  7. 勉強では、学びより姿勢が大切。
    勉強では、学びより姿勢が大切。
  8. 結果をすぐ求めない。
    結果をすぐ求めない。
  9. 継続する学習こそが、成長の王道である。
    継続する学習こそが、成長の王道である。
  10. 忙しいと言う人は、本当に忙しい人ではない。<br>面倒くさいやりとりから逃げているだけである。
    忙しいと言う人は、本当に忙しい人ではない。
    面倒くさいやりとりから逃げているだけである。
  11. ごめんなさいという機会は、あなたの欠けている部分を知る機会。
    ごめんなさいという機会は、あなたの欠けている部分を知る機会。
  12. 初めて会う人とも、楽しい会話ができるようになろう。
    初めて会う人とも、楽しい会話ができるようになろう。
  13. 人違いは、出会いのきっかけ。
    人違いは、出会いのきっかけ。
  14. 早起きする人は、みんな、素晴らしい人ばかり。
    早起きする人は、みんな、素晴らしい人ばかり。
  15. ヒマワリの積極性を学ぼう。
    ヒマワリの積極性を学ぼう。
  16. 100パーセントを求める癖をやめよう。
    100パーセントを求める癖をやめよう。
  17. 「テキトウ」に考えることが、最も「適当」である。
    「テキトウ」に考えることが、最も「適当」である。
  18. 人の為(ひとのため)と書いて「偽(いつわり)」と書く。
    人の為(ひとのため)と書いて「偽(いつわり)」と書く。
  19. 自分の願望のために生きると、私利私欲の道に走ることになる。
    自分の願望のために生きると、私利私欲の道に走ることになる。
  20. むかっとしたときこそ、あなたの本性が現れる。
    むかっとしたときこそ、あなたの本性が現れる。
  21. 過去は、変えることができる。<br>今を素晴らしくすることで、過去も素晴らしくなる。
    過去は、変えることができる。
    今を素晴らしくすることで、過去も素晴らしくなる。
  22. 下から上を見て、判断するのではない。<br>上から下を見て、判断するのだ。
    下から上を見て、判断するのではない。
    上から下を見て、判断するのだ。
  23. いらない物を捨てると、福がやってくる。
    いらない物を捨てると、福がやってくる。
  24. スッピンの顔には、花がなくても、安心がある。
    スッピンの顔には、花がなくても、安心がある。
  25. 仮面をかぶって、生きていませんか。
    仮面をかぶって、生きていませんか。
  26. ためらいは、神様からの「まだ早すぎますよ」という警告。
    ためらいは、神様からの「まだ早すぎますよ」という警告。
  27. 本当の勉強とは、意識を高めることである。
    本当の勉強とは、意識を高めることである。
  28. 断り上手は、世渡り上手。
    断り上手は、世渡り上手。
  29. 前を進むときには、後ろを確認しよう。
    前を進むときには、後ろを確認しよう。
  30. 人生は、丸くなるための旅路である。
    人生は、丸くなるための旅路である。

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