学校では「友人はたくさん作りなさい」と教えてくれます。
幼かったころの私は「友人が多いほどよい」と思っていたものです。
19歳くらいまでは、とにかく友人をたくさん作ろうと必死になっていたものです。
しかし、現実はそう甘くありませんでした。
実際は、友人がたくさん増えれば増えるほど、関係が薄くなります。
連絡を取るためには、時間・体力・費用などが必要です。
連絡をして、少し話をするだけでも、時間や電話代が必要です。
当時の私は、友人を作ることが得意でしたが、本当に親しい関係ではありませんでした。
友人を作れば作るほど「広く浅く」の関係になり、表面だけの関係なのです。
仲良くなっている気がしていただけであって、実は知り合い程度の関係だったのです。
友人をたくさん作ろうとすると、起こるべくして起こることです。
1日は24時間。
お金も時間も限りがあります。
友人と本当に親しくなるためには、自分と合う人を選び、時間とお金を投資しながら、仲を深めていくことが必要です。
知り合いから、友人になります。
友人から、親友へ変わります。
本当の親友には、時間もお金もかかります。
一緒に喜怒哀楽を共にして、お互いをよく知ってこそ、本当の友人です。