学校の勉強では「0 + 3 - 3 = 0」となります。
3を足して、3を引けば、0(ゼロ)になります。
「3歩進んだ、3歩下がった、結局元の位置に戻った」ということです。
「行動した。でも失敗した。結局ゼロである」という考え方です。
たしかに算数の世界では間違いありませんが、現実では違います。
現実では、3歩進んで、3歩下がれば、6歩歩んだことになります。
進んで戻るのですから、スタート地点に戻ることになりますが、それでも歩んだ歩数は6歩になります。
進んだ距離は増えています。
「告白した。でも断られた」
これは、意味がないように思えます。
行動したけど、成就しなかったため、何も実りはありません。
しかし「恋愛経験ができた」という経験が増えています。
ここに気づかなければなりません。
3歩進んで3歩下がって元の場所に戻っても、実は成長ができているのです。
学校では「3歩進んで3歩下がれば、意味がない」と教えますが、実際はそうではないのです。
何があろうと、とにかく進んだ分だけ成長があるのです。
進むだけでなく、下がることも成長です。
学校では、こんな大切なことを教えてくれません。
歩く歩数が増えることには変わりありませんから、いずれにせよ前に進んでいるのです。
現実において、成長が後退することはありません。
成長には、3歩進んで3歩下がれば、6歩となるのです。