心が豊かになるお金の使い方は、楽しいかどうかで決めることが一番重要です。
「楽しい」という気持ちは、まさに心が豊かになっている状態だからです。
楽しい気持ちには、損得勘定は存在しません。
サッカーを好きな人は、サッカーができるだけで十分に楽しめます。
たとえゲームで勝とうと負けようと関係ありません。
サッカーが好きで楽しいため、勝ち負けはもはや関係ないのです。
サッカーが好きな人は、勝っても笑顔ですが、負けても笑顔です。
「楽しい」を基準にしているため、負けすらも楽しいと感じてしまうのです。
ですが残念なことに、物事を損得で決める人がいます。
「得をするならする。損をするならやめる」という、損得を判断基準にして決めてしまう人です。
「新しい人と出会えるからサッカーをする」と言う人は、人と出会えることを目的として考えています。
実際にはいい人に出会えるかわかりません。
いい人に出会えなければ「損をした」と感じて、サッカーも面白く思わなくなる。
むしろ我慢をしながらすることになります。
人に対して損得を考える人も要注意です。
「お金持ちの人と一緒にいればおごってもらえるから得だ。貧乏人と一緒にいてもおごってとせがまれるだけだから損だ」
損得で出会いを考えていると、よい出会いを見逃します。
得をする人にはへつらいますが、損をしそうな人には冷たい態度を取ってしまいます。
損得で考えるから、こうなってしまうのです。
スポーツも人間関係も勉強も、損得で考えるのではなく、楽しいかどうかで決めることです。
楽しいかどうかで決めると、お金が心の豊かさへと転換されます。
お金を払った分、しっかり自分が楽しめるため、心の豊かさに変わり、使えば使うほど心は豊かになるのです。
もちろん勝っても楽しいし、負けても楽しいのです。
損得を基準で決めてしまうと、必ずしも楽しいこととは限らないため、つまらないことで我慢をしなければいけなくなります。
我慢の先に、心の豊かさはありません。
自分を抑圧しながら精神的なストレスをため、心が豊かになっていくことはありません。
心の豊かさとは「楽しい」「面白い」「好きだ」という気持ちのことです。
そのためにお金を使っていくことが、心が豊かになる使い方です。